馬見塚デンタルクリニック

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PMTC Q&A

唾液検査で、自分のリスクを知ろう。

前回のブログで、花粉症と虫歯についてのお話をしました。
花粉症の薬の副作用で、唾液の量が減ると虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのです。
つまり、お口の健康維持に「唾液」はとても重要なんですね。

以前のブログでも虫歯や歯周病の予防についてのお話をさせて頂いておりますが、まず一番大切な事は自分自身を知るという事です。
なぜなら、当然の事ですが、皆さんの歯やお口の環境、生活習慣は個々に異なります。

ご自身の状態にあわせて、予防に取り組んでいく事が大切ですね。

それにも関わらず今までのほとんどの予防プログラムは、どちらかというと公衆衛生的なアプローチ(大勢の人を対象としているもの)をしていました。
実際はむし歯になりやすい人もそうでない人もいるのに、みんな同じ予防内容になってしまっていたのです。

その結果として、定期的に歯科に行って検診しているのに、虫歯が出来てしまったり、定期的に歯石を取っているのに、歯周病が進行してしまったということがおこってしまうのです。

そこで私達は、ご自分に合った予防方法を見つけるため、唾液の検査というものを行っております。
唾液の質や量、むし歯菌の数、お口の環境、生活習慣などを総合的に検査し、むし歯になりやすい体質なのか、また、どうしてむし歯になりやすいのかを調べます。
(この唾液の検査は自費診療であり、検査と医療面接で5.250円になります。
検査を受け、原因と考えられることがわかったら、どう対処していけばよいかをお話させて頂きます。

このようにすることで、ご自身の状態を知り、自分に合った予防をしていかれると良いと思います。
予防をして、今後は新たにむし歯を作らない、歯周病をにならない、すでに治療されている歯もむし歯にしないそして、歯周病を進行させないよう頑張ってください。

この考えを基本としているのが、当医院の掲げている健康創造型歯科医療なのです。
その理念に基づいて、私たちは皆様に予防プログラムの提供をしております。


PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

PMTCを受けていれば、虫歯や歯周病にならないですか?

PMTCを受けていれば、虫歯や歯周病にならないですか?という質問がありました。

極論ですが、もし毎日PMTCを受けていれば、虫歯や歯周病にはならないといえるでしょう。
しかし、それは不可能であり現実的ではありません。

歯周病や虫歯の予防、あるいはメインテナンスにとって重要なのは、日々のケアと私たちのサポートがうまくバランスがとれる事です。

日々のケアが十分に行えるのでしたら、私たちのサポートはほとんど必要がありません。
反対に日々のケアがなかなか上手く行かない場合は、私たちのサポートの重要性が増してきます。

私たち歯科衛生士の仕事で、大きな役割を担っているのは予防です。
虫歯予防や歯周病予防に同取り組むかは、症状や状態・リスクなどにより様々ですが、全てにおいて共通することは私たち医療者側からの一方通行では上手くいかないという事なのです。

患者さんと医療者、お互いの協力がとても大切だということです。

つまり歯科医院に来院して頂いたその時は、私たちが適切な処置(例えば歯石除去など)やPMTCを行いますので、一時的にお口の中はきれいになりますが、それだけではあまり意味がないのです。

当医院では、私たちがみなさんのお口の中をきれいにするだけではなく、ホームケアの充実のために歯磨き指導(適切な衛生用品の選択や使用方法)を受けて頂いています。

私たち医療者側がその場だけお口の中をきれいにするよりも、患者さん自身がご自宅に帰ってもご自身できちんとしたホームケアができる、これが健康なお口の中を維持するために一番大切なのです。

もちろん全て患者さん任せにするのではなく、治療の後は定期的かつ継続的なメインテナンスで歯科医院を上手く利用して頂ければと思います。

歯科における2大疾患「虫歯と歯周病」、この予防・治療・メインテナンスには患者さんと医療者お互いの協力が必要不可欠なのです。

大げさに聞こえるかもしれませんが、一生涯自分の歯で美味しくお食事を召し上がるための秘訣は、一生付き合っていける歯科医院を見つけることかもしれませんね。

私たちの医院が、みなさんにとって一生付き合っていける歯科医院となれるよう今後も頑張っていきたいと思っています。

今週のPMTC ~モチベーション~ 

今週のPMTCの患者さんは、3ヶ月に一度定期的にPMTCで来院されている45歳男性の方です。

先日、いつものようにPMTCで来院された際のことです。
来院されるやいなや、
受付で「またこの時期がやってきたよ。怒られるかな~?今日までの自分のブラッシングを採点されるからな~。汚れが溜まってるんだろうな~」と一言。
PMTCが終わり、受付に戻られたので、「いかがでしたか?」と尋ねてみると、
「ここに来るとモチベーションがあがって一生懸命歯ブラシするようになるんだけど、日がたつにつれて意識が薄れちゃって、結局また歯ブラシ指導されちゃうんだよね。定期的に来れてよかったよ。はははっ」と笑顔でお話してくださり、歯ブラシやその他の衛生用品を3ヶ月分、奥様の分と一緒に購入されていかれました。
きっと奥様と一緒に歯ブラシを頑張ってくださっていると思います。

モチベーションをずっと維持するということは、とても難しいものです。
極端な言い方になってしまうかもしれませんが、モチベーションは落ちるものだと思っていただき、完全に落ち切ってしまって、お口の健康が維持できなくなってから来院するのではなく、その前に来院して、モチベーションを上げるためにPMTCを上手く活用することも大切ですね。

次のPMTCで来院されるのが楽しみです。

今週のPMTC ~PMTCを受ける期間はどうやって決まるの?~ 

今週のPMTCの患者さんは30歳代男性の方です。
実は当院ホームページのリニューアルをする際にお力添えいただいた方で、今では当院のスタッフと勘違いしてしまうくらい当院の理念を理解してくださり、アドバイスをくださいます。
当院でPMTCをお受けいただいた時のことです。
担当の衛生士から「3ヶ月に一度のペースでPMTCを受けていただくことをおすすめします。」と言われたが、なぜ3ヶ月なんだろうか?1ヶ月に一度やってもらったほうが安心なのではないだろうか?と思ったそうです。

歯科衛生士が歯科医師の指示のもと、それぞれの患者さんのPMTCを受ける時期を判断するのには下のようないくつかの条件があります。

  1. 歯ブラシの仕方(テクニック) が上手かどうか
  2. カリエスリスク(虫歯になりやすい)が高いかどうか
  3. レントゲン写真上で、処置歯(治療を受けたことのある歯)がどのくらいあるか
  4. 歯垢がたまりやすいかどうか
  5. 歯周病の有無
また、PMTCは研磨剤の入ったペーストを使用して機械で歯面を清掃します。 研磨剤は汚れを落とすだけでなく、歯面も削りダメージを与えてしまう可能性があるため、研磨剤の種類を考慮したりと、慎重に行う必要があります。

そして、PMTCはあくまで虫歯や歯周病予防のお手伝いであり、やはり一番大切なことはみなさんのホームケアです。
PMTCを理由に、定期的に歯科医院を受診していただくことで、ご自身のお口の環境を再認識し、モチベーションの維持につながります。

これらの条件をふまえ、患者さんにとってどのくらいの期間がベストなのかを考えて提案しています。

他にも、患者さんのご都合や費用面も考慮しなくてはいけません。
担当衛生士とご相談の上、無理なく通院できる期間を決めることが大切です。

今週のPMTC:継続は力なり 

今週のPMTCは平成18年より3カ月ごとにPMTCを受けていただいている47歳男性の方です。

 歯周病があり、お口の中に残っている歯も少なく、ブラッシングが難しい状態でした。
患者さんが来院された時に、体が疲れたりすると歯茎が腫れたり、違和感を感じると言われました。
歯周病の治療を行い、患者さんのプラークコントロールの状態をふまえてPMTCの間隔を2ヶ月ごとに行うようにしました。
 患者さんから、「やっぱり2ヶ月おきにPMTCすると調子がいい。」といっていただきました。
PMTCが患者さんの安心になり、ブラッシングで歯垢が落としやすい環境が保てることで、患者さんの歯を守ろうとする気持ちの向上につながっているようです。

 しかし、PMTCを行うことのみでは、お口の現在の状態の維持につながるとは限りません。その事も患者さんに伝え、患者さんの意見を聞いて、何が患者さんにとって幸せなのか考えていくことが大切だと思います。

PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

今週のPMTC:口の中の事をはじめて知りました。

今週のPMTCは虫歯の治療で平成21年1月より当医院に通院されている29歳女性の方です。
歯並びが悪く、歯ブラシがとても難しい状態で、お口の中は、多数の歯にわたり虫歯になってしまい、歯茎も軽度に炎症をおこしていました。
患者さんご本人は、磨けていない事や歯垢が付いている事に自覚はなく、今までの歯科治療の経験の中でもお口のケアについてあまり話しを聞いた事がないようでした。
虫歯も歯周病も原因である歯垢を除去していく事が大切であることを説明し、
患者さんに理解していただき、お口に対する健康感も高まってきました。
ご本人がPMTCをご希望され、実施した後、
患者さんから「歯の裏側を見たことがなかったので、こうなっているんだと思った。昔、煙草を吸っていたので、茶色くなっているのが解かった。」と感想をいただきました。
そこで、「前歯の裏側は、平らではなく、凹凸や溝があったりと複雑です。
とても着色がしやすいところなんですよ。」と、お話をさせてもらいました。
PMTCがきっかけで、少しでもお口の中に関心を持っていただけたことがうれしかったです。

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今週のPMTC:歯ブラシのテクニックがどんどん上達されていきました! 


今週のPMTCは歯周病の治療と義歯の作成を希望され6年前に初診でおみえになった58歳男性の方です。
歯がグラグラして食事がうまくとれないほど歯周病は重度にすすんでおり、患者さんは、ご自分のお口の中の状況の悪さにびっくりされていました。
実際に治療が進んでいく中で多くの歯を失うことになってしまいました。
治療が終わった後も、歯周病により歯ぐきが後退してしまったため、現在でもブラッシングは難しい状態です。残された歯を一生懸命に守るため、色々な種類の歯ブラシを使い分け、歯ブラシのテクニックは上達がみられるようになりました。
そのかいがあり、治療がひと段落してからは、3ヶ月に一度PMTCを受けに来院していただくなど、メインテナンスのみで、その後6年間、再治療はほとんど経験されていません。
患者さん自身がPMTCを継続していて感じることは、歯ぐきから出血しなくなったことだそうです。
実際のPMTCで用具をあてても、出血はありません。
これはとてもすごいことで、患者さんのお口の健康維持につながっているのだとうれしく思いました。

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今週のPMTC:担当の変更、継続


今週のPMTCは歯周病が重度にみられ平成9年より当医院に通院されており、現在まで9年間継続してPMTCを受けていただいている64歳男性の方です。

初診の時、左下の歯が動いていて歯ぐきも下がり、歯の根っこが露出したことで、そこに虫歯が発生していました。
現在ブラッシングは良好に行えており、歯の根っこの虫歯は治療するのではなく、経過観察できています。
PMTCでは、歯垢の残り方を確認するため歯垢が染色される液を用い、赤く染めだしをします。染めだされた後、患者さんにお口の中を見ていただいたら、「きれいだ。」と自信ある一言。
お口の中は、本当にきれいで、歯ぐきが下がってブラッシングが難しいのに、とても頑張っていらっしゃる事がわかりました。
私も「本当だ、きれいですね。」と心から嬉しく思いお返事しました。
当医院に長期にわたってPMTCを受けるために通院してただいている方で、当初担当させていただいていた歯科衛生士が事情により担当変更になり、実は私が拝見させていただくようになるまで4人の歯科衛生士の交代がありました。
本来は、担当歯科衛生士が変更されることは少ないのですが、このような担当変更が重なっても、変わらずに私達を信頼していただき通院してくださっている患者さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも継続して通院していただけるように、信頼していただけるように頑張っていきたいと思います。

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第13回 健康歯考講座が終わりました!

昨日、東京国際フォーラムの会議室にて
『第13回健康歯考講座 PMTC ~Professional Mechanical Tooth Cleaning~』を開催いたしました。
日曜日の午前中でお寒い中にもかかわらず、たくさんの方にご参加頂きありごとうございました。
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= 今回の講座の内容 =
・虫歯・歯周病について
・PMTC について
・予防の大切さ
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私たちは皆さまのお口の中の健康を維持するための手段として
日々の診療において、PMTCをご紹介しています。
虫歯と歯周病の原因は「プラーク(歯垢:細菌のかたまり)」です。
実際、昨日の講座では当医院のスタッフのプラークを採取し
位相差顕微鏡という機材を用いて
細菌がウヨウヨと動いているところをご覧いただきました。
活動的に動く細菌に、皆さまも一番興味を持たれたところではなかったでしょうか。
診療室ではなかなかお話できないことや、PMTCで実際使用している器具を展示し
この機会に紹介させていただきました。
細菌のかたまりである「プラーク(歯垢)」は
ご自身のホームケアで完全に落とすことは難しいものです。
みなさまのお口の健康維持をサポートの為にPMTCはとても大切だと思っています。
馬見塚デンタルクリニックでは、これからも「健康歯考講座」を継続させ
皆さまに向けて「予防の大切さ」を発信し続けていきたいと思っております。
まだ日時は決まっていませんが、3月に「親子で虫歯予防」を開催する予定です。
今後とも宜しくお願いします。
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PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。
PMTCに関して詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

PMTCの目的は?

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。

この機会に、
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。PMTCの目的って何でしょうか?
                                     
PMTCの目的はお口の中の細菌を減らすことです。
それはつまり、虫歯や歯周病にならないための予防であり、お口の健康な状態を維持し守り育てるお手伝いをする事です。
また、PMTCを行なう際に歯垢の染め出しをしてご自身のホームケアの状態をチェックします。そのため、ハミガキやお口の中に対しての意識が高くなりより一層ケアが充実します。そして、最後に高濃度のフッ素を歯に塗ることで歯の質を強化し再び虫歯になりにくい状態にします。
ご自身でのハミガキできちんと歯垢が落とせているか心配な方、虫歯や歯周病予防、メインテナンスなど様々な目的で受けて頂く事ができます。

PMTCは痛みもなく歯がつるつるになってとても気持ちがいいものです。受けている間に寝てしまう方もいらっしゃるくらいです。歯科医院を受診してこのようなことを感じられるのはPMTCだけではないでしょうか。


PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

PMTCは何歳でも、いつでも受けられますか?

いつも、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。
今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
この機会に、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。
皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

PMTCを受ける適応時期や年齢制限はあるのでしょうか?

PMTCは年齢による制限はなく小さなお子様から高齢の方までたくさんの方々に受けて頂けます。現在当医院では3歳から91歳の方迄の幅広い年齢層の方々に受けて頂いています。

では、どのようなお口の状態の方がPMTCを受けると良いのでしょう?

適応症として下記の項目を挙げますがどのような状態の方でも受けて頂けます。
たとえ治療中であってもお口の中に1本でも歯があればその歯の健康を守り維持する為にPMTCは有効です。


〈  PMTCの適応症  〉1、お口のメインテナンス
 ○特にインプラントやブリッジなど複雑なかぶせものが入っている方 
 ○矯正治療や生え替りなどで上手に磨けない方
2、健康維持のため( 虫歯や歯周病の予防として )
3、妊娠中の方


などなど、どの様な状態の方でもお受け頂くことが可能です。また、PMTCを受ける時期や間隔はお口の状態やリスクにより様々です。


患者さんからよく『 虫歯や歯周病の治療途中にPMTCを受けていいの? 』とご質問を受けることがあります。
もちろん、歯周治療を終えてから受けて頂くことは有効です。しかし、治療の初期段階にPMTCを受けて頂くことで患者さんのお口に関する意識が高くなり、少しでもお口の環境を良くし、維持することも大切です。

ですから、治療途中でもPMTCを受けて頂くことはとても有効です。
なかには『 治療はしたくないけどこれ以上悪くなりたくない 』と言って継続して受けて頂いている方もいらっしゃいます。


PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

現在、当院の健康歯考ブログでは「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」と題して、お子さんの歯を虫歯から守るための方法についてシリーズで発信しております。よろしければこちらもご覧になってみて下さい。


PMTCのメカニカルとは何のことですか?

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PMTCとはプロフェッショナル メカニカル トゥース クリーングのことを言い、その意味は、「特別な訓練を受けた専門家により写真にあるような用具や機械を用いて、歯の表面にこびりついている歯垢を除去していくこと」です。

つまり、メカニカルとはこのような専用の器具を使うということを表しています。

そして、実際に、このような用具を使用する際は、歯垢を落とすのに効率よく、かつ歯の面や歯茎をなるべく傷つけることなく、患者さんに痛みを与えないようにしなければなりません。
患者 さんのお口の中、歯や歯ぐきの状態に合わせて選んで使っています。(当院では衛生面を考え全て使い捨てにしています。)

歯についている細菌はとても小さくミクロの世界です。この細菌を除去するため一つひとつの器具が繊細な動きをしています。

写真の上の方に映っている用具(青色、ピンク色のプラスチック製の用具)は、歯と歯の間に使用するもので特別にデザインされています。機械に接続して動かすと反復運動をします。歯茎に対して安全で、歯垢除去に適切なスピードに設定しており、1秒間に300ストロークします。
実際に目では確認できない早さです。患者さんのお口の中で安全に動かし、心地よい振動を患者さんに受けていただくには、日々の積み重ねの訓練が必要です。
また患者さんの生の声を聞くことで、いつでも自分に返し、技術の維持、向上をしています。

PMTCに関して、詳しくはこちらをご覧下さい。

PMTCって実際にどんな事をするのですか?開始2 

前回お話しした通りPMTCを始める前に、みなさんとお話した後、いよいよお口の中を拝見します。

さあ、椅子を倒してPMTCの開始です!

でも、まだPMTCを始めるわけではありません。

まず最初にむし歯がないかどうか、歯ぐきの状態はどうかなどお口のなかを隈なくチェックします。
定期的にPMTCを受けてくださっている方の場合は経過を追っている小さなむし歯が進行していないか、歯周病が進んでいるところは変化がないかなどのチェックもします。

PMTCは単にお口の中のクリーニングだけでなく、お口の中の定期的なチェックも兼ねています。
このチェックで気になる事があれば、歯科医師との相談の上、検査や治療を行ってゆく事もあります。


PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

PMTCって実際にどんな事をするのですか? 開始 1

普段、PMTCを受けて下さっている方でも実際にお口の中で何をされているのかは分かりませんよね。
今回からは、実際に当医院で行われているPMTCをご紹介したいと思います。

あ、みなさんがご来院されていよいよPMTCの始まりです!
でもいきなり椅子を倒して開始なんてことはいたしません。
まずはみなさんとお話をさせて頂きます。
初めての方にはもちろん PMTCについてこれから行われる事をご説明いたします。
またPMTCを行う前にお口のことだけではなく、日常生活や体調の変化がないかどうかなどを伺います。
これは、むし歯や歯周病にならない為、または進行させないためにとても大切です。
なぜなら、むし歯と歯周病はともに生活習慣病であり日常生活や体調のちょっとした変化がお口のなかには大きな変化として現れることがあるからです。
その為に、この様なことを事前に知ることで適切なアドバイスを行いその結果、可能な限り症状として現れる前に未然に病気を防ぐことができるようにしているのです。
ですから、PMTCが始まる前に、担当歯科衛生士に気になる事などありましたらご遠慮なく訊ねてみて下さい。


PMTCに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。

PMTCで歯科のイメージを 「怖い、痛い」から「安心、気持ちいい」へ 

先日、1年前より検診や予防のためのPMTC(小児プログラム)で定期的に通院されるようになった男の子が来院されました。
治療を終え、「終わったよ~!シールちょうだい!」と元気よく受付まで来てくれました。
(当院では、頑張って治療を受けてくれたお子様にご褒美としてシールや風船をお渡ししています)
親御様から、「うちの子は歯医者さんが大好きで。こんなにはしゃいでいる姿、見たことがない。」とおっしゃっていただきました。
その子が初めて来院された時は、とても怖がっていたのを覚えていますが、予防で定期的に来院されるようになり、歯科医院が"怖くて痛いところ"ではなく、"楽しいところ"に変わったのではないかと思い、とてもうれしかったです。

皆さんは歯科治療に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

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「歯医者さんが怖い」「麻酔の注射が痛い」「歯を削る時のキーンとする音が嫌い」このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?

でも、PMTCは痛みも無く、お口の中がサッパリして気持ちよくなれます。
PMTC Clean.jpg
そしてPMTCは私達スタッフが、自信を持って患者さんにお勧めできるものです。
「治療は嫌だけどPMTCなら通えるよ!!」とおっしゃって、何年もPMTCで通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。

予防治療を通して「歯が痛くなったから歯医者に行く」ではなく、「歯を守るために歯医者に行く」ことで歯科医院が「怖い・痛いところ」ではなく「安心・気持ちいいところ」になってくれることを願っています。

PMTC その言葉の意味をご存知ですか? 

当院のホームページやブログに訪問してくださる方の中には、検索エンジンより「PMTC」というキーワードでお探しいただき、アクセスしてくださる方が多くいらっしゃいます。
この事実からも、近年「PMTC」という言葉が、一般的に使われるようになったのだと感じます。
では、その言葉の意味をご存じですか?
実は、PMTCという言葉は、

PMTC meaning.jpgPProfessional  専門家MMechanical  機械TTooth  歯CClearning  清掃


それぞれの頭文字からできているのです。

教科書によるとPMTCの定義は・・・
「専門的教育を受けた歯科衛生士・歯科医師が選択的に(歯肉縁上のみならず歯肉縁下13mm)を機械的清掃用具とフッ化物配合歯磨剤を用いてすべての歯面から取り除くことである。」とあります。
つまり、専門家による機械的歯面清掃がPMTCの意味なのです。
当院では、PMTCを歯周病や虫歯の予防のためのサポートケアの一環として行っております。
医院によっては、歯についたヤニや茶渋をおとす目的であったり、審美的なクリーニング目的であるような場合もあるようです。
PMTCをお受けになる前に、十分な説明をお受けになることをお勧めします。

バイオフィルムはどうなっているの?

歯垢とは、実際には細菌のかたまりで、それをバイオフィルムと呼んでいます。
細菌は、そのバイオフィルムの中で生活しており、洗口剤や抗生物質も効きにくいようになっていると前回お話しました。
ではバイオフィルムの中で細菌たちは、どんな生活を送っているのでしょうか。

「バイオフィルムの中で細菌たちは何をしているの?」

細菌たちは、生息のために必要な栄養素をバイオフィルムの外から上手く取り入れ、バリアに守られた状態でのんびり生活しています。ちょっと極端な表現ですが半分冬眠しているような状態なのです。
このなかで生息している細菌たちは、お互いを助け合い、栄養の供給をお互いに行っています。そして、死骸になった細菌は他の細菌の栄養になっていきます。互いに協力し合って上手に生息できるようになっているんです。s-biofilme.jpg

このバリアの構造はとても優れていて、細菌たちに利益のある栄養素は取り入れることができ、逆に不利益になる抗生物質はほとんど通さないようになっているのです。
ですから、前回もお話しした通り、薬等が効きにくいのです。
また、特殊な能力で、歯にこびりついているために、液体ですすぐ程度では、流れ落ちはしないのです。


虫歯や歯周病の予防、治療ためには、このバイオフィルムを壊して、ちゃんと取り除くことが大切になります。
その為には、現時点では、ご自身でのブラッシングが効果的です。
しかし、日々のブラッシングを適切に行うことは難しい場合もあります。ご自身のブラッシングでうまくいかないところを確実にサポートするのが、PMTCです。

PMTCに関しては、こちらをご覧になって下さい。


当院では健康創造型医療をモットーに予防を中心とした歯科医院を目指しています。

このブログの他に、インプラント治療に関するブログ歯科全般にかかわるブログ、そして当院を知って頂く為のブログを開設しております。よろしかったらそちらもご覧になってみた下さい。
また、当院のHPもご覧になってみて下さい。

虫歯や歯周病は薬で治せないの?


前回、お口の中のヌルヌルは、細菌がつくるバイオフィルムというものが原因で、簡単にとることが出来ないということをお伝えしました。
また、前々回は、「薬用洗口液だけでは虫歯や歯周病を予防したり治したりすることはできません。」というお話しをしました。

そして、今回は薬です。

「虫歯も歯周病も細菌が原因ならば、抗生物質などの薬が効くのでは?」
と思っている方がいるとはおもいます。

抗生物質などの薬は、細菌が活発に活動している時、細菌が薬に反応し薬を食べてくれるため効果が出やすいです。
しかし虫歯や歯周病の原因菌は、細菌が成熟してできたネバネバのバリア(バイオフィルム)に守られています。
その中に生息している細菌は冬眠状態に近くなり薬に対する反応が鈍くなるため、効果が出にくいです。
そのため薬で治すのは難しいといわれています。
また、お口の中には、虫歯や歯周病の原因となる細菌だけではなく、様々な細菌たちが生息しており、全てが私たちに問題を起こすわけではありません。
そこに、抗生物質の様なものを使ってしまうと、私たちにとって大切な菌達も殺してい舞うことになってしまったり、耐性菌という抗生物質が効きにくい細菌を作ってしまうことになっていまうのです。
やはり、大切になるのは、日々のブラッシングと、それをサポートするPMTCになります。

PMTCに関しては、こちらをご覧になって下さい。

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虫歯や歯周病になりやすい年齢・生活環境とは?         ①虫歯ってうつるの? 母子感染についてのお話

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虫歯や歯周病に対して年齢や生活環境により注意すべきポイントがあります。そのポイントのいくつかをお話しさせていただきます。


1つ目のポイントは、2歳~4歳頃のお話です。
虫歯菌は大人から子供へ唾液を介して感染することが明らかになっています。
周りの大人が虫歯菌を多く持っている場合は、子供が2~4歳の時期に感染を起こしやすいのです。
この時期の事を感染の窓が開く時期と我々は呼んでいます。
厳密にいえば、生後19ヶ月から31ヶ月の期間を言います 。
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この頃は、日常生活でも口移しで離乳食などをあたえる機会が多く、
スプーンやお箸などについた唾液を介して虫歯菌が子供へ移ってしまうのです。ただし、会話の時に飛び散る唾液等では感染しません。
小さい子供のいる家庭では、食事の時の口移しに気をつけたり、周りの大人のお口の環境を改善していくことがお子さんの虫歯予防の重要なポイントになります。
特に、育児をしていることが多いお母さんのお口の環境が大事になります。

虫歯予防のためには、口移しというのは極力避けたいものになってしまいます。しかし、本当にそれでいいのか私には多少疑問が残ります。
虫歯菌の感染、あるいは母子感染などと取り上げられていますが、口移しの行為では、お母さんの愛情も移るわけです。
虫歯は、現在でも自然治癒は望めず可能な限り予防したい疾患の一つなのは明白ですが、一人の人として考えたとき、虫歯の一つや二つあったとしても、お母さんや周りの人達の愛情をいっぱいもらって育ったお子さんと、虫歯菌は移らず一本も虫歯はないが、愛情を映してもらえなかったお子さんはどちらが幸せなのかを考えなくてはいけませんね。
ひとつだけ言えることは、子育てに際し、周りの家族の方たちの口腔内環境をよりよい状態にしておくことは、お子さんの虫歯予防につながるのです。

PMTCに関して、詳しくはこちらをご覧下さい
お子様を虫歯のない子にしていくための予防プログラムのご紹介がこちらにあります。

歯周病の予防のために、効果的な方法はなんですか?

歯周病の原因はプラーク(歯垢)とよばれる細菌の塊です。
お口の中に生息する細菌たちが歯垢(プラーク)という形で歯の表面にくっついてしまうことが歯周病の始まりです。
つまり、歯周病を防ぐ為には、歯垢(細菌)を取り除くことがとても大切です。
歯垢を取り去ることを、最近ではプラークコントロールと呼んでいます。
プラークコントロールには、二つの考え方があり、それは機械的なプラークコントロールと化学的プラークコントロールです。
機械的プラークコントロールの基本はブラッシングです。ブラッシングをしっかりすることが1番効果的なのです。そして、ブラッシングでこの細菌が落とせていれば、歯周病にもむし歯にもならないのです。
しかし、残念なことに多くのみなさんが、うまく磨けていないから病気になっていまっているのが現状なのです。皆さんのブラッシングが上手になることが大切ですね。歯科医院で、皆さんに適したブラッシングの方法を指導してもらいましょう。
しかし、現実問題として、ブラッシングのレベルを上げて、それを維持することは、容易ではありません。
そのために、普段磨けない所のサポートクリーニングとして当院ではPMTCをお勧めしています。今、歯周病やむし歯の予防に1番効果のある方法は、日常のブラッシングとPMTCの併用なのかもしれません。

PMTCに関しては、こちらをご覧になって下さい。

歯周病と言われたのですが、歯周病とはどのような病気ですか?


歯周病が進行するとどうなってしまうのでしょうか?

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 歯周病は歯周病菌が歯と歯肉の隙間の歯の表面に歯垢(プラーク)という形で住みつき、仲間を増やして毒素をだし、歯肉を腫らし、歯周ポケットをどんどん深くしてしまう病気です。
歯周ポケットが深くなると歯周病菌に感染しないようにと、歯を支えている顎の骨は、逃げるようになくなっていきます。
これは、細菌が歯周ポケット内つまり体の中に侵入してきたことに対し、身体が防御反応をおこして、その場所(歯周ポケット内)に細菌と戦う戦士を送り込み戦っておこることなのです。
歯周病が重度になると、歯の支えである顎の骨が少なくなり、歯はグラグラと揺れてきます。
そして、最後には歯が抜けてしまうのです。
この一連の過程は、少しずつ進行し、なおかつほとんど痛みがないことが特徴です。
そのため歯周病の事を「サイレントディシーズ(沈黙の病気)」あるいは「サイレントキラー」などと表現するのです。
 
歯周病を、予防あるいは進行を止めるためには、歯についた細菌の塊(プラーク、歯垢)を確実に取り去ることが大切です。

日々のブラッシングとPMTCによって確実にプラークコントロールを行い歯周病を予防していきましょう。
PMTCに関しては、こちらをご覧になって下さい。

歯周病が進むと歯がぐらぐらと揺れてきます。もともと歯はどのように支えられているのでしょうか?

健康だと何でも咬めるはですが、歯周病が進行するとグラグラしてきます。実際、歯はどのように支えられているのでしょうか?

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歯は普段見えている白い部分(頭の部分)と、歯肉の中に隠れて見えない根っこからできています。
実際には、歯肉の内側には顎の骨があり、歯の根はこの顎の骨に埋まっているのです。 ですから、歯肉に直接埋まっているわけではないのですね。
その為、歯はしっかりと立っており、いろんなものが咬めるのです。

歯肉の内側で、歯を支えている骨の事を、私たちの専門用語で歯槽骨(シソウコツ)と呼びます。
皆さんがよくご存じの歯槽膿漏(シソウノウロウ)という名前は、この歯槽骨から膿が漏れ出てくるという状態を表現した言葉なんです。
現在では、歯槽膿漏という言葉よりも、歯周病という名前の方が一般的になっているかもしれませんね?

歯肉や歯の周りの骨の健康を守るためにPMTCを利用してみてください。
PMTCに関してはこちらをご覧になって下さい。

歯周病にかかっていると、どのような症状が出るのですか?

歯周病にかかっていると歯肉に炎症が起こります。
炎症という言葉はお聞きになったことがあると思いますが、炎症が起こっている部位には、5つの症状が現れます。
炎症が起こると、基本的に以下の5つの症状が現れるといわれています。

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発赤  赤くなる

腫脹  腫れる

発熱  熱っぽくなる
疼痛  痛くなる
機能障害  歯がゆれる 咬みにくくなる


このような5つの症状が歯肉におこると、
実際には多くの場合は、歯肉が、
赤くなったり、腫れたり、歯ブラシを当てると出血したり、という状態になります。
痛くなることも稀にはあります。
ご自身で歯肉が熱っぽくなったと感じることは、初期段階では、ほとんどありません。
状態が悪くなると歯がぐらぐらして、咬みにくくなってきます。

歯周病の初期の段階は自覚症状がない、あるいはわかりにくい事が多いでんのです。
このような炎症の信号が見られる場合は、なるべく早く専門家による検査を受ける事をおすすめします。


このような炎症を引き起こす原因はプラークです。それを除去するには、日々のブラッシングが大切です。また、PMTCをご利用されると効果的です。
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第12回健康歯考講座 「親子で虫歯予防」

s-1 DSC_0589.jpg 昨日、第12回健康歯考講座 「親子で虫歯予防」を開催いたしました。 14組のご家族、19名のお子様が参加していただき、大盛況でした。 この講座も、気がつくと12回目を迎えることができました。 これもひとえに参加いただいている皆さんのおかげだと感謝しております。 実は、講座の準備にはおよそ三か月かかります。 講座に携わるスタッフは、準備のため遅くまで残って媒体の作成、公演の原稿作成、練習を繰り返して当日を迎えました。 私達にとっては、皆様が喜んでいただくことが何よりの支えになります。 本当にありがとうございました。 今後も継続し、皆さんのお役にたてるように頑張っていきたいと思っております。


昨日の講座の様子です。
①まずはじめは、「予防さんの虫歯予防道場」という人形劇を行いました。

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②途中、クイズを行っているところです。

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③歯科衛生士(一児の母)からの虫歯予防のお話です。

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④歯磨き隊による歯ブラシ指導の様子です。

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⑤院長の馬見塚より、当院がなぜ虫歯予防に取り組むようになったのか、そして当院の掲げる健康創造型歯科医療についてのお話です。

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歯周病の原因は何ですか?

sisyuus.jpg歯周病は、歯と歯肉の境目にある隙間に歯周病菌が住みつくことによっておこる病気です。この部分に住みついた最近の塊の事を歯垢と呼びます。歯垢は、歯にこびりつく様に生息し、成長していきます。
人間の体は、細菌の攻撃により病気が起こっている場所に、白血球などの物質を送り込み、細菌を排除しようとします。この体の防御反応が、 炎症という症状として現れるのです。結果として、歯垢のついた歯の周りの歯肉が炎症を起こします。その為に、歯肉からの出血が起こるのです。それだけではなく、体の免疫機構は、歯垢がこびりついた歯を細菌の塊だと判断し、それを(歯を)排除しようとするようになってしまうのです。ですから、歯周病が進むと歯がグラグラしてきて最後には抜けてしむということが起こるんです。
つまり歯周病は、歯や顎の骨の病気ではなく、細菌から体を守ろうとする反応とも言えるのです。
歯周病を防ぐには、歯垢を歯にくっつけないこと、つまり日々のブラッシングが大切です。そして、そのサポートとしてのPMTCはとても有効な手段です。
PMTCに関しては、こちらご覧になってみてください。

最近、歯ぐきから出血があります。歯周病でしょうか?

歯周病の代表的な症状は、歯肉からの出血の他、歯肉が腫れたり、膿が出たり、歯がグラグラしたりします。
ただし、この中の症状が1つあるから歯周病と断言はできません。
他にもこのような症状を呈する病気はあるからです。
しかし、いずれにせよ歯肉から出血があるというのは問題ですので、たとえ痛みがないとしても歯科医院での診断が必要です。
みなさんにとっては、痛いか痛くないかが大切なことなのは明らかですが、痛くないから安心ではないことが、多いことを御理解下さいね。
特に歯周病は、サイレントディシーズ(沈黙の病気)と言いほとんど無症状で病気が進行し、自覚した時には時すでに遅しといことがあるのです。先日のNHKのテレビ番組では、サイレントキラーという表現をされていましたね。
本当に残念なことですが、皆さんが自覚症状を持って当院へお見え頂いたときには、もう既にその歯は抜くしか治療の選択肢が残っていないことがあるのです。これがサイレントディシーズ(沈黙の病気)あるいは、サイレントキラーと呼ばれる所以なのです。
歯周病予防、一番大切なことは日々のプラークコントロール、つまり適切なブラッシングの励行です。理屈では分かっていてもなかなか実行できないものです。ですから、そのサポートとして、PMTCを上手く活用することも一考の余地ありです。
PMTCに関しては、こちらご覧になってみてください。


歯周病は糖尿病の合併症?2

タイムリーにも本日18:00~のNHKのテレビ番組で、糖尿病と歯周病に関する報道がありました。

6月5日のこのブログでも取り上げたように、糖尿病と歯周病の関連については最近かなり注目されるようになってきています。

2008年には糖尿病学会による糖尿病治療ガイドの中の糖尿病の慢性合併症の5に歯周病が正式に掲載されるようにもなりました。

実施には私が学生の頃ですら、糖尿病患者の人は歯周病が進行しやすいということ、そしてそのメカニズムについても、教育を受けていたのです。

実際に、臨床上も歯周病にかかっている人で特に重度の方に糖尿病方は多く、それ以外の根の病気等の治療に際しても、糖尿病のコントロールが悪いと、歯の病気も治りにくいことが多いのです。

前回から始めた「歯周病は糖尿病の合併症?」については、今後何回かに分けて掲載していく予定ですので、ご興味のある方は、ご覧下さい。

当院では、糖尿病の専門医の先生からの紹介患者さんも多く、比較的長期にわたって病身連携をとりながら、様々な病気をお持ちの方の歯科治療をしていますので、何かございましたらお問い合わせください。

前回のブログでもお話ししましたが、今回の番組でも取り上げられていたように、

糖尿病のあるなしにかかわらず、歯周病のコントロールで、一番大切なことは、プラークコントロールの徹底です。歯科医院で、教育を受けた歯科衛生士に歯ブラシ指導を受けることが、大切です。

当院には、多数の経験豊富な歯科衛生士が在籍し、多くの患者さんの歯周病のケアを専門的に行っております。

そして、その補助的役割として、この番組でも取り上げられたPMTCは歯周病治療のコントロール、メインテナンスにおいて大変有用なものです。

また、歯科治療と糖尿病については、こちらとこちらもご覧になってみて下さい。

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