馬見塚デンタルクリニック

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馬見塚デンタルクリニックの考え方

歯科インプラントの歴史について教えて下さい4

初めてインプラントの手術を受けた方は、その後どうなったのですか?

現在は亡くなられてしまったのですが、お口の中では、最後までインプラントは機能していたようです。

実際には、インプラントの手術をした時に、今のような手順が確立されていたわけではありませんでした。
なんと近年になり行われるようになった早期加重も試されていたのだそうです。
残念ながら最初に埋め込まれたインプラント体の一本はしばらくして、問題が起こり一度取り除かれたそうです。

その後また新たに埋め込まれ、40年以上に渡り使い続けられてきたのです。

歯科インプラントの歴史について教えて下さい3

もう少し詳しく、ブローネマルク教授の発見と、ブローネマルクシステムインプランの歴史について教えて下さい。


ブローネマルク教授はスウェーデン、イエテボリ大学の解剖学教室の医師です。当時、自分の研究である『骨髄内微小循環観察』の目的で、うさぎのくびの骨にチタン製の顕微鏡を埋め込んで観察した後、その顕微鏡を外そうとしても、骨とくっ付いて取れないことを発見しました。それは、1956年のことでした。

ちなみに私が生まれる前の事です。


そしてブローネマルク教授が凄いのは、ただ発見したことにとどまらず、『なぜ、骨とチタンがくっ付くのか』 『それはどういう条件の下に起こるのか』を研究し始めたことです。

チタンが骨とくっ付いて取れない事を発見した後ブローネマルク教授は約10年近く、『なぜ骨とチタンがくっ付くのか』 『どのような条件の下でくっ付くのか』と基礎研究、動物実験を繰り返しました。
そして1965年9月29日は、初めて人の口にインプラント手術が行われて成功した日といっても過言ではありません。

古代から様々なインプラントが試され、20世紀に入っても失敗が繰り返される中、インプラントの不幸ともいえる歴史を大きく変える記念すべき日となったのです。皆さまからの質問をお受けしています。
 

歯科インプラントの歴史について教えて下さい。2

前回の続きになります。
太古の昔から、様々な方法で、インプラント治療は行われていたのはおわかりいただけたでしょうか?
そして、それが現代となり
現在、世界中で広く行われているインプラント治療の技術、骨とチタンがくっつくということが1950年代に入りスウェーデンのブローネマルク医師によって発見され、10年以上もの研究を重ねて確立されました。
そして1965年、人体におけるインプラント手術が行われたのです。
1965年9月29日は、初めて人の口にブローネマルクチームにより、インプラント手術が行われて成功した日なのです。

インプラントの歴史について教えてください。

インプラントの歴史についてお話しします。
過去にさかのぼると、インプラント治療は様々な時代に世界各地で動物の歯、石、象牙、乾燥した骨などがインプラントの材料として試されていた記録があります。

古くはインカ帝時代にインプラント治療と考えられるものが行われたことを証明する、歯が抜けたところにエメラルド製の歯根が植えられたミイラが、南米ペルーのマリ市博物館に、展示されています。

現存する世界最古の成功した(科学的に検証された上で)と言われるインプラントはハーバード大学Peabody考古学、人類学博物館に保管されています。1931年Willson Popeoe 博士夫妻によりホンジュラスで発見されま
した。
大昔、古代マヤ文明時代のもので、なんとそのインプラント体は真珠貝製です。数本分のインプラント体が埋められていて、レントゲン撮影によってインプラント体と骨との結合が一部認められたことから、『成功していた』と科学的に証明されているインプラントです。

その後もおそらく世界中で様々な形のインプラント治療が試行錯誤のうえ繰返されましたが、ほとんどが良く噛むことができず失敗に終わっていたようです。
このようなことが、1960年代まで繰り返されていました。


「入れ歯の欠点の一つである装着時の違和感があるというのは、結果としてどのようなことを引き起こすのですか?」

「入れ歯の欠点の一つである装着時の違和感があるというのは、結果としてどのようなことを引き起こすのですか?」

まず、入れたばかりの時は、この違和感がいやで入れなくなってしまうことがよく起こります。

ある調査では、製作した208個の部分入れ歯を8年間追跡調査したところ、58%は使用されていたが、残り42%は使用されていなかったそうです。
半分近くの方が使用していないことになります。
そして、使用しなくなった理由については、使いたくないというものが殆どだったそうです。

実際に、私たちの歯科医院でも、患者さんが初めて入れ歯になる場合、残念ながらその殆どの方が、違和感を訴えられます。
もちろん私たちの技術で可能な限り違和感を少なくしなければいけませんし、その為に入れ歯の専門医も当院にはおります。
 しかし、たとえ専門医が保険の制約を超え、最善の方法をとって入れ歯を作ったとしても、入れ歯の大きさの大小や、部位にかかわらず、装着感では、ブリッジやインプラントよりも圧倒的に劣ってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。

しかし、この違和感というものは、ほとんどの場合なくなります。
入れ歯をいれたばかりの時は、特に違和感を感じやすいものです。違和感をあきらめて入れなくなる前に歯科医院で相談してみましょう。
入れ歯を入れられなくなると、残っている歯に様々な障害が生じます。
その為、どうしても入れ歯が入れらない場合は、そのまま放置せずにインプラント治療やブリッジの治療を考えられたほうがよいと思います。


インプラント治療に関してはこちらもご覧になってみて下さい。

自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

インプラントに限らず、医療行為を受けるうえで一番大切になるのは、医師との信頼関係の構築です。医療上で起こるトラブルの多くは、十分な信頼関係があれば防げるものだといわれています。手間を惜しまず、なるべく遠慮することなく説明をしてもらうことが大切ですね。
しかし、実際には医療者側も様々な理由から、患者さんに十分な説明ができない状況でもあるのです。お互いに相手の立場を尊重し合う事も大切ですね。

実際に、インプラント治療を長持ちさせるためには、治療後のメンテナンスもとても大切になります。
手術を含めた治療の事だけではなく、インプラントが入った後のお手入れについても十分な説明とどのようなサポートをしてくれるのかも確認をとり、メインテナンスに伴う事項を事前に十分説明してもらえることが大切ではないでしょうか。
また、今回掲載したようにインプラント治療にはいろいろな方法があります。
それらについてもそれぞれの利点欠点の説明を十分にしてもらう事が大切です。
これもよくお話ししているのですが、利点だけにとらわれるのではなく、その欠点に目を向けそれを受け入れることができるかどうかもよく検討されることが大切ですね。
もちろん、必要があればセカンドオピニオンを取るべきでしょう。
後悔しないようにきちんと見極めていくことが、大切です。

自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

インプラント治療の方法にも様々なものがある事はわかるのですが、素人の私達には十分に理解することはなかなか難しいです。
そのような中で、自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

まずは、担当医と十分に話し合うこと、あるいは話し合える環境があることが大切です。
インフォームドコンセントとよく言われていますね。
日本語では説明と同意というふうに理解されることが多いようですが、同意するには、理解が必要であり、理解するにはわかりやすい説明が必要です。

そして、ひとつの指標ですが、ご自身が十分理解できるまで説明してくれることが歯科医院選びでは大切になります。
しかし、現実問題として医院側も様々な理由で、患者さんに対して十分な説明をする時間が取れない事もあり、可能な限り効率よく、話し合えるようにすることが大切かもしれません。

そして、説明の中で、私たちも時々困惑する事があるのですが、患者さん側が、ご自身に都合の良いことだけを理解してしまって、それで納得されてしまう事がある場合があります。
これは、もちろん医療者側の説明が不十分なこともあると思うのですが、場合によっては、患者さん側が強い固定観念を持ってしまっていたり、全てを理解したつもりになってしまう事もあるようです。
やはり、よく話し合い、お互いが理解できることが大切だと思います。
このブログでも何度も出てきたことですが、どのような治療法であっても、利点だけではなく、欠点、あるいはリスクはあるものです。
言いかえれば、欠点のない治療法はありません。
ですから、利点だけに惑わされずに、その欠点も十分に理解できた上で医院、あるいは治療法を選択されることが大切ですね。

現在では、インプラント治療は、きちんと治療が行われれば安全で比較的長期にわたりほぼ自分の歯と同じように使えるものになっています。
しかし、インプラント治療が必要だということは、一度、何らかの理由で歯を失っているということになります(ごく稀に先天的に歯がないという事もありこれは例外です)。

何よりもまず、歯を失った原因をきちんと究明し、それを解消することが大切となります。それが不十分だと、たとえインプラント治療を受けたとしても、また今度はそのインプラント自体を失うことになりかねません。
そして、術前のX線やCT等の画像診断などの検査を入念に行い、正確な治療計画を立て、患者さんが十分に納得した上で、治療が始まるべきだと考えています。

骨が少なくインプラントを通常の方法で手術するのが難しい場合は、どのような治療方法を選択していくのですか?

先生のお考えでは、骨が少なくインプラントを通常の方法で手術するのが難しい場合は、どのような治療方法を選択していくのですか?

まずは、3Iテクニックの様な方法が選択出来ないか、つまり多少長さが短くなり、インプラントの方向が傾斜したとしても、この方法を第一選択として考えます。あるいは、ショートインプラントを選択します。短くすることで、インプラント体自体がゆるみやすいというリスクはあるかもしれませんが、骨移植よりは、こちらを第一選択とします。また、インプラント体自体の長さを少しでも長いものを使用するために、hソケットリフトを次には、考えます。

そして、これらの選択が不可能な場合は、やはりどうしてもインプラント治療を選択されたいような場合は、骨移植(基本的に自家骨のみを使用する)を選択していただくか、インプラント自体をあきらめ、義歯あるいはブリッジも選択肢として考えて頂くようになります。

週間朝日「告発スクープ!セレブ歯科医 恐怖のインプラント治療」という記事ならびに「インプラント使いまわし」に関するテレビ報道について

昨日は、今回のこの記事に関係した人が、理由は定かではありませんが、自殺を図ってしまうという事が起きました。
理由は何であれ、そこまで思い詰めなければならなくしてしまったのは、どうしてなのでしょうか。
このブログを含め、情報発信のあり方に問題があったのかもしれません。

このブログでは、このような事件の報道に便乗し、ある特定の人、事件等を揶揄するつもりも非難するつもりも、もちろん権利もありません。
ただ、報道された事が独り歩きしないように、皆さんの参考になると思う意見を述べているつもりです。

今回も、この件が報道されると同時に、HP、ブログ等の閲覧数が急速に増加し、皆さんからの疑問も頂いております。その疑問当が一つでも解決すればと思ってこのブログを掲載しております。

さて、今回の事で、使い回しがされたか否かは、定かではありません。
それがどうであったとしても、
「インプラント体は、絶対に使いまわししてはいけない」ということは事実なのです。

昨日、ニュースステーションでコメントされたいた小宮山先生の意見が、当然のことであり使いまわすということはあり得ないのです。
この報道で、小宮山先生の思いが全て伝わることは難しいと思うのですが、この事を機に我々歯科医療従事者は、インプラント治療に対して小宮山先生やブローネマルク教授が一貫して教えてきて下さったことにもう一度、真摯な気持ちで向かい合ってみる必要があるように感じます。

インプラント治療に関しては、当院HP健康歯考ブログ、にも多くの記載がありますのでご覧になって見て下さい。

週間朝日「告発スクープ!セレブ歯科医 恐怖のインプラント治療」という記事について

またもや、残念なことですが、インプラント治療にまつわる雑誌報道がありました。

本件については、事実確認が出来ないので詳しいコメントはできませんが、当院のブログの閲覧数の増加や、問い合わせもありますので、私見を述べさせていただきます。

 まず、「インプラントの使いまわし、あるいは再使用ということはあってはいけない事」です。この記事に掲載されている、小宮山歯科医師の意見は、もっともなことなのです。

小宮山先生は、チタン製インプラントを日本で初めて導入したとされていますが、単に先駆者であっただけではないのです。現在の日本で安全に、そして確実にインプラント治療が、できるようになったのも小宮山先生の尽力なしにはありえなかった事なのです。

 では、なぜこのような事が起こってしまったのでしょうか?
実際の理由は、定かではありませんが、そのひとつに、小宮山先生の教えが、そして近代インプラントの父であるブローネマルク教授の教えが現在は軽視されているのではないかと思う事が多々あるのです。
 お二人の教えは、当たり前の事なのですが、それがあまりにもシンプルで、基本的、保守的なものであるがために重要視されていない気がするのは私だけではないと思います。
 
 例えは悪いですが、イチロー選手があのような偉業を成しえているのも、日々の生活を律し、派手な練習ではなく、地道にストレッチやキャッチボール、トスバッティング等を心がけているからだと思うのです。その行為は取り上げるにはあまりにも当たり前で、目新しいものではありませんが、とても大切で重要な事なのです。
短期的にはそれをサボったとしても、すぐに問題は出ないかもしれないこと、でも少しずつ取り返しのつかにことになることそれを守り続けることの大切さ、大変さを私達は再認識しなくてはいけませんね。

守っていないのは、一部の歯科医師だけではなく、インプラントに関連する歯科医療関連企業等もあると感じてしまうのです。

歯科医療関連情報誌等では、インプラント関連市場規模がいくらである等が騒がれており、利益のみを考えてインプラント歯科医療に参入してくる企業も多々あるようです。利益を追求することが悪いと言っているのではありません。ただ、本来考えなくてはいけないのは、患者の利益であり、それを提供したうえで企業、医療従事者が利益を得るというのが正しいことだと思うのです。利益を追求するあまり、そしてそれがあまりにも近視眼的なために、結果として事件、事故に至るというのは多々ある事です。
とても残念なことですが、インプラントを取り巻く環境もそうなりつつあるのかもしれません。
マスコミの報道も夢の治療のように取り上げてみたり、またとても恐ろしい治療とうったえみたりと一部偏り過ぎたものもあり、それに踊らされてしまっているような気がします。

 また、今回の記事にも出てくるのですが、歯科医師の治療レベルを図る指標としてその症例数の多さだけに目が行ってしまっているようにも思えます。

 実際に、私が尊敬している歯科医師は、ほとんどインプラント治療の手術は多くても一日に2~3症例程度しか行っておらず、丁寧な手術を行っているのです。

 そして、設備を充実させ、スタッフをしっかり教育しています。

その代償として、インプラントの治療費が平均的相場(この考え方、言葉が医療行為に使われることに私は違和感を感じているのですが、あえて使わせて頂きます。)よりは高くなっていることも事実です。

 今回の事とは、無関係ですが。このような事が起こる前は、しっかりと丁寧に、行っている歯科医院を、あたかも高額医療費を請求する歯科医院と称し、安価で、症例数の多い歯科医院を患者の事を考えている、あるいは患者の身になった親切な歯科医院と表現していることもあるようです。
もちろんそれがすべてではありません。多くの歯科医院が一生懸命患者さんの為に診療している事は忘れてはいけないと思います。

 インプラント治療のみならず、皆さんの安心安全の為には、決して目新しい事ではなく、地道な努力の積み重ねが大切なのだと思います。

 インプラント治療に関しては、当院HP健康歯考ブログ、にも多くの記載がありますのでご覧になって見て下さい。

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