馬見塚デンタルクリニック

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馬見塚デンタルクリニックの考え方

歯科インプラントの歴史について教えて下さい。2

前回の続きになります。
太古の昔から、様々な方法で、インプラント治療は行われていたのはおわかりいただけたでしょうか?
そして、それが現代となり
現在、世界中で広く行われているインプラント治療の技術、骨とチタンがくっつくということが1950年代に入りスウェーデンのブローネマルク医師によって発見され、10年以上もの研究を重ねて確立されました。
そして1965年、人体におけるインプラント手術が行われたのです。
1965年9月29日は、初めて人の口にブローネマルクチームにより、インプラント手術が行われて成功した日なのです。

自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

インプラントに限らず、医療行為を受けるうえで一番大切になるのは、医師との信頼関係の構築です。医療上で起こるトラブルの多くは、十分な信頼関係があれば防げるものだといわれています。手間を惜しまず、なるべく遠慮することなく説明をしてもらうことが大切ですね。
しかし、実際には医療者側も様々な理由から、患者さんに十分な説明ができない状況でもあるのです。お互いに相手の立場を尊重し合う事も大切ですね。

実際に、インプラント治療を長持ちさせるためには、治療後のメンテナンスもとても大切になります。
手術を含めた治療の事だけではなく、インプラントが入った後のお手入れについても十分な説明とどのようなサポートをしてくれるのかも確認をとり、メインテナンスに伴う事項を事前に十分説明してもらえることが大切ではないでしょうか。
また、今回掲載したようにインプラント治療にはいろいろな方法があります。
それらについてもそれぞれの利点欠点の説明を十分にしてもらう事が大切です。
これもよくお話ししているのですが、利点だけにとらわれるのではなく、その欠点に目を向けそれを受け入れることができるかどうかもよく検討されることが大切ですね。
もちろん、必要があればセカンドオピニオンを取るべきでしょう。
後悔しないようにきちんと見極めていくことが、大切です。

自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

インプラント治療の方法にも様々なものがある事はわかるのですが、素人の私達には十分に理解することはなかなか難しいです。
そのような中で、自分に合ったインプラント治療と医者選びのチェックポイントとは?

まずは、担当医と十分に話し合うこと、あるいは話し合える環境があることが大切です。
インフォームドコンセントとよく言われていますね。
日本語では説明と同意というふうに理解されることが多いようですが、同意するには、理解が必要であり、理解するにはわかりやすい説明が必要です。

そして、ひとつの指標ですが、ご自身が十分理解できるまで説明してくれることが歯科医院選びでは大切になります。
しかし、現実問題として医院側も様々な理由で、患者さんに対して十分な説明をする時間が取れない事もあり、可能な限り効率よく、話し合えるようにすることが大切かもしれません。

そして、説明の中で、私たちも時々困惑する事があるのですが、患者さん側が、ご自身に都合の良いことだけを理解してしまって、それで納得されてしまう事がある場合があります。
これは、もちろん医療者側の説明が不十分なこともあると思うのですが、場合によっては、患者さん側が強い固定観念を持ってしまっていたり、全てを理解したつもりになってしまう事もあるようです。
やはり、よく話し合い、お互いが理解できることが大切だと思います。
このブログでも何度も出てきたことですが、どのような治療法であっても、利点だけではなく、欠点、あるいはリスクはあるものです。
言いかえれば、欠点のない治療法はありません。
ですから、利点だけに惑わされずに、その欠点も十分に理解できた上で医院、あるいは治療法を選択されることが大切ですね。

現在では、インプラント治療は、きちんと治療が行われれば安全で比較的長期にわたりほぼ自分の歯と同じように使えるものになっています。
しかし、インプラント治療が必要だということは、一度、何らかの理由で歯を失っているということになります(ごく稀に先天的に歯がないという事もありこれは例外です)。

何よりもまず、歯を失った原因をきちんと究明し、それを解消することが大切となります。それが不十分だと、たとえインプラント治療を受けたとしても、また今度はそのインプラント自体を失うことになりかねません。
そして、術前のX線やCT等の画像診断などの検査を入念に行い、正確な治療計画を立て、患者さんが十分に納得した上で、治療が始まるべきだと考えています。

骨が少なくインプラントを通常の方法で手術するのが難しい場合は、どのような治療方法を選択していくのですか?

先生のお考えでは、骨が少なくインプラントを通常の方法で手術するのが難しい場合は、どのような治療方法を選択していくのですか?

まずは、3Iテクニックの様な方法が選択出来ないか、つまり多少長さが短くなり、インプラントの方向が傾斜したとしても、この方法を第一選択として考えます。あるいは、ショートインプラントを選択します。短くすることで、インプラント体自体がゆるみやすいというリスクはあるかもしれませんが、骨移植よりは、こちらを第一選択とします。また、インプラント体自体の長さを少しでも長いものを使用するために、hソケットリフトを次には、考えます。

そして、これらの選択が不可能な場合は、やはりどうしてもインプラント治療を選択されたいような場合は、骨移植(基本的に自家骨のみを使用する)を選択していただくか、インプラント自体をあきらめ、義歯あるいはブリッジも選択肢として考えて頂くようになります。

骨移植はすべきでしょうか?

「インプラントをするために、骨移植をすすめられました。骨移植をしてまでも、インプラントをするべきでしょうか?」

私としては、骨造成(骨移植)をしないですむものなら、他の方法を選択できないかどうかを慎重に検討する事が大切と考えます。
ある歯科大学のインプラントシンポジウムのコンセンサスでは、


骨造成の目的は、インプラント埋入手術時に既存骨だけではリスクの高い症例に対してリスクを軽減するためのものであり、長期的に骨量を維持することを目的とした骨造成術の長期的な予後には疑問が残る。

インプラント前手術として行われる骨移植術において、移植された骨は経時的に減少する。この骨吸収は移植後から始まり、同部にインプラント治療を施した後の咬合力の機能下にても継続する。


とあります。
つまり、現時点でも可能な限り骨造成に頼らない方法をとる方が成功率は高い可能性がありますが、骨造成がすべて問題をおこすわけでは決してありません。


インプラント治療に関してはこちらもご覧になってみて下さい。

骨移植に対して、先生はどのようにお考えですか?

インプラント手術をするのに、骨移植が必要と診断されました。
骨移植に対して、先生はどのようにお考えですか?


以前のブログで、様々な骨を増やす方法をお話してきました。これらの方法は、現在広く認知されているものがほとんどです。しかし、その施術には、まだまだ慎重になるべきだと考えております。


実は、骨造成をした部分へのインプラント治療の成功については、2000年以前、1980〜1990年代は、成功率が低いとされる報告が多かったのです。
しかし、2000年以降になり、たとえ骨造成をした部分へのインプラント治療でも高い成功率を示す。あるいは成功率に違いはない。という報告がみられるようになってきています。
これが、治療方法の進歩等によるものなのか?それとも、こちらに良い解釈をしてしまっているものなのか?はまだ分からないのです。
基本的なインプラント治療の研究は、経過観察の期間がまだ短いと思えます。


インプラント治療に関してはこちらもご覧になってみて下さい。


インプラント治療をするにあたり、骨の少ないところに骨造成をしないですむなら、他にはどのような方法がありますか?

 前回お話ししたショートインプラントとは別の方法で、3Iテクニック(傾斜埋入)と呼ばれているものがあります。可能な限り、歯がないところの周辺の骨の状態をCT等で調べ、今ある骨を利用し、歯が埋まっていた方向とは違う方向に、見た目には傾斜させてインプラントを埋め込むという方法です。
 手術後の見た目、つまりレントゲン上では、方向が違ったように見え、傾きが大きく見えることで違和感はあるかもしれませんが、実際には人間の歯の根は決してまっすぐではありません。特に、奥歯は一本の歯に対して根は何本かあり、それぞれがいろんな方向を向いています。
 ある有名な論文などからも、インプラントを意図的に傾けたとしても、インプラントの成功には何ら問題がないということが解っています。最近注目を集めている、オールオンフォーコンセプト(All on 4
)も、意図的にインプラントを傾斜させて埋めるという方法です。
 この方法のメリットは、骨移植というプロセスが避けられることです。デメリットとしては、骨の量が少ない場合が多いため、短いインプラントになる可能性があるということです。また、高い技術が要求されるため、術者依存度(先生の手術の腕による部分)が高い方法といえます。

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インプラント治療をするにあたり、骨の少ないところに骨造成をしないですむなら、他にはどのような方法がありますか?

 1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
実際に当院には毎月300名前後の方がPMTCを受けに通っていただいており、多くの方が継続されています。


この機会に、
なぜ、こんなにも多くの方が、PMTCを受けているのか?
なぜ、当院の予防プログラムを受けた子供たちは永久歯に虫歯がないのか?
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。

 骨造成のように骨を新しく作るわけではないのですが、骨が少ないところにインプラントを埋め込むという、最近注目されている方法がいくつかあります。
 ひとつはショートインプラントという考え方です。読んで字の如く、短いインプラントを埋め込むというコンセプトで、基本的にはある程度骨が存在していたとしても、あえて長いインプラントではなく、短いインプラントを選択的に使用して埋め込むという考え方です。
これを応用し、骨が少ないところでも可能ならば、無理に骨移植などをせずに、短いインプラントを積極的に使用するというものです。
 研究によると、インプラントが咬む力に耐えるのは、インプラントの入り口に近い部分の骨の存在が最も重要だといわれています。インプラントの入り口の数ミリ程度の骨が力のほとんどを担っていることが解ったために、それなら長いインプラントをあえて使用する必要はないのではないかという結論に至ったということです。
臨床的にも良い結果が報告されていますが、これとは相反するように、過去の研究の中には短いインプラントは成功率が下がる傾向があるというものもあります。
実際のところは、術者依存度(先生の手術の腕による部分)があるのかもしれません。
 
 この方法のメリットは、骨移植というプロセスが避けられることです。
デメリットとしては、短いインプラントが何らかの問題でゆるんでしまいその結果として使えなくなることが、長いインプラントよりも頻度が高い可能性があるということです。

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オールオン4の欠点はないのでしょうか? 

新年明けましておめでとうございます。
お正月は、普段はあまり食べないおもちなどを食べて、詰め物や被せ物が外れたりしていませんか?
もし、そのような事がありましたら、たとえ痛みがなくてもそのままにはしないで歯科医院を受診して下さい。

さて、本題です。
「オールオン4という治療法にの欠点はないのでしょうか?」 

どんな治療方法でも欠点のない治療法は私の知りうる限りありません。
オールオン4も例外ではありません。以前のブログでもお話しているように、オールオン4は、基本的にフラップレス手術で、即時加重(即時加重とは歯科インプラントを植立してすぐに(48時間以内が国際定義)、仮に人工の歯をインプラント上に装着する事である。)を行いますので、それらの方法にある欠点が存在します。技術的には大変に高度なものが必要とされます。

また、患者さんの顎の骨の状態も骨量や骨密度が十分あること、インプラント体の初期安定性が確保できること等かなり条件の整った顎でなければ適用できません。
すなわちすべてのインプラント治療が即日に完成するとは言い切るには危惧があり、適応症の問題、審美的問題は十分に解決できていないのです。
 
 そして、オールオン4は、基本的に4本のインプラント体を埋め込むことで、上下の片方の顎全部の歯を作ります。
しかし、日本人の様に、幅が広く奥行きが短い顎の骨格では、場合によっては(比較的高頻度で)出来上がったインプラント義歯の奥歯が足りなく、咬み心地に不満を覚えることもあります。
 また、起きてはいけないことですが、将来的にインプラント体に問題が起こり、そのインプラント体を抜き取らなくてはならなくなった場合、残りのインプラント体だけでは、とても咬みにくい状態となり、ご不自由をおかけしなければならないことが考えられます。


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「オールイン」4とは、どのような治療法ですか?

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
実際に当院には毎月300名前後の方がPMTCを受けに通っていただいており、多くの方が継続されています。


この機会に、
なぜ、こんなにも多くの方が、PMTCを受けているのか?
なぜ、当院の予防プログラムを受けた子供たちは永久歯に虫歯がないのか?
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。オールオン4とは、基本的に上の顎、下の顎どちらでも、1本も歯がない方に対して、それぞれ4本の人工歯根を埋めることで、12本前後の機能する歯を作り、咬めるようにするものです。

開発者であるDr.Maloはこれまでのインプラント治療で教わってきたことに基づき、しかし、今までの常識では不可能と考えていることを覆す事をポリシーとされている方です。

たとえば、通常インプラントを埋入してから4カ月から6カ月待たなければ機能する歯を作ることはできませんが、オールオンフォーでは、手術したその日に、美しく、見た目もよく、機能する歯ができることが目標でした。
何度と実験や、研究を重ねこの方法が誕生したそうです。

現在のオールオンフォーの主流としては、手術はフラップレスで行い、即時加重をしていく方向になっています。

患者さんにとっては、インプラントを埋め込む本数が少ないため比較的経済的であり、フラップレス手術で行うため、手術の負担が軽減され、その日のうちにすぐ咬めるようになるというメリットのある治療法です。

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リッジエクスパンジョンとは、どのような方法なのですか?  

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
実際に当院には毎月300名前後の方がPMTCを受けに通っていただいており、多くの方が継続されています。


この機会に、
なぜ、こんなにも多くの方が、PMTCを受けているのか?
なぜ、当院の予防プログラムを受けた子供たちは永久歯に虫歯がないのか?
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。

骨の深さはあるのですが、幅が狭くこのままではインプラントができないので、骨を移植するかリッジエクスパンジョンという方法で骨を広げたほうが良いと言われたのですが、リッジエクスパンジョンとはどのような方法なのですか?

リッジエクスパンジョンは、以前にご紹介したソケットリフト同様に基本的には骨を移植するのではなく、特殊な器具でインプラントを埋め込む場所の骨を押し広げることで、特に骨の幅を物理的に増やすものです。
その広げる量に応じて、隙間に骨を埋め込むことをします。

また、明視野(直接目で確認できる状態)で手術を行うことができるため、安全性は低くはなく、それほど難易度も高くありません。
しかし、確実性に多少の問題がある場合もありますし状態によっては押し広げた部分に骨や人工骨を移植する必要があります。
また、骨が薄すぎると骨折を起こすこともありますので、これもある程度の熟練した技術を要する処置といえます。

人工的に骨を作成することで手術を可能にするソケットリフトと呼ばれる方法とは、どのようなほうほうですか?  

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
実際に当院には毎月300名前後の方がPMTCを受けに通っていただいており、多くの方が継続されています。


この機会に、
なぜ、こんなにも多くの方が、PMTCを受けているのか?
なぜ、当院の予防プログラムを受けた子供たちは永久歯に虫歯がないのか?
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。

骨の量が十分でなくインプラント手術ができない人でも、人工的に骨を作成することで手術を可能にするソケットリフトと呼ばれる方法とは、どのような方法ですか?

ソケットリフトと呼ばれる方法は、上顎の奥歯の部分に骨が足りない場合に応用されるものです。
骨を移植するのでなく、特殊な器具でインプラントを埋め込む場所の骨を押し広げ、押し上げ、骨の深さを物理的に増すものです。
比較的安全性は高く、それほど難易度は高くなく一般的に行われているものの一つです。
その反面、明視野(直接目で確認できる状態)で行うわけではないので、その場で結果の確認が正確にできない為、確実性という点で多少の問題があります。
言いかえれば、手探りで行うために、ある程度の熟練した技術を要する処置ともいえます。

これも患者さんの状態によって全ての場合にできるわけではありませんので、担当医と良くご相談をされることをお勧めします。

人工的に骨を作る手術方法「 GBR 」とはどんな方法ですか?

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
実際に当院には毎月300名前後の方がPMTCを受けに通っていただいており、多くの方が継続されています。


この機会に、
なぜ、こんなにも多くの方が、PMTCを受けているのか?
なぜ、当院の予防プログラムを受けた子供たちは永久歯に虫歯がないのか?
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

さて、本題です。人工的に骨を作るGBRとはどのような手術方法ですか?

「 GBR 」とは比較的小さなくぼみのように骨がなくなっている部分に対して行われる骨再生法です。特殊な膜( シートのようなものでゴアテックス製 )をくぼみの部分に覆うように骨の上に置き、その上に歯肉を戻してくぼみの空間を維持させそこに骨が出来上がるのを待つ方法です。

比較的簡単な方法ですが、欠点としてはその膜を確実に歯肉で覆わなければならず場合によっては膜が露出して感染をおこしてしまうことがあります。また、膜には二種類あり一つは吸収性の膜で手術は一回で済みますがこのもの自体が吸収されるということが身体に対して全く無害なのかどうかが問題なのではと思います。もちろんメーカーは無害であると言っておりますし認可も受けているのではありますが・・・・・。
また、もう一つのものは非吸収性の膜でこちらは吸収されないためにくぼみの空間に骨ができた後膜を取り出す手術が必要となります。

どのような治療方法にも利点、・欠点がありますよね。欠点のないものは歯科の世界では予防しかないのではないでしょうか?それぞれの治療方法を( 利点・欠点を含め )よく理解することが大切ですよね。ご不明な点やご質問がありましたらいつでもスタッフへお声かけください。

インプラント治療に関してはこちらもご覧になってみて下さい。

骨の量が少なくても人工的に骨を作ることでインプラント手術ができる方法とはどのようなものですか?

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。

この機会に、
PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様に少しでも役に立つ情報を提供させて頂こうと思っております。

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さて、本題です。
「骨の量が十分でなくインプラントの手術ができない人でも、人工的に骨をつくることで手術を可能にする方法はあるのでしょうか?」

インプラント治療を行う上で重要なのはインプラント体を埋め込む部分に必要十分な骨が存在することです。しかし、患者さんがインプラント治療を希望してもその部分に十分な骨が存在しないということがあります。このようなとき本来ならインプラント治療を断念せざるを得なかったものが、そこに人工的に骨をつくることで治療が可能になる場合があります。

現在、広く用いられている方法として GBR ・ 骨移植 ・ ソケットリフト ・ リッジェクスパンジョン等があります。これらの治療方法については次回より詳しくご紹介いたします。

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即時加重インプラントは、どんな場合にも可能ですか?

いつも、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。
今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。
PMTCは、皆様にとって安心してお受け頂ける虫歯、歯周病の予防に最も効果があるケアです。
この機会に、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。
皆様のふるっての参加をお待ちしています。
ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。


即時加重インプラントは、条件の良い顎の骨の場合は、すぐに咬めるようにすることも可能で、その他咬みあわせ等の条件さえそろえば即時加重インプラントは可能ですが、残念ながら全ての患者さんの顎の骨の質が良いわけではありません。
 基本的に、充分な術前の診査、診断が大切で、その上で、即時加重インプラントが可能かどうかを判断します。
 しかし、術前の検査で、即時加重インプラントが可能であろうと判断された場合でも、実際に手術をしてみると、診断どおりにはいかずに、従来の方法にその場で変更する事もあります。
 また、施術後も、食事を注意していただくなど、経過を十分に追っていく必要があります。
 つまり、条件がそろい、患者さんの協力が頂ければ、ひとつの選択肢となりえますが、全ての患者さんにお勧めできる万全な治療法とは言えないのです。
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即時加重(荷重)インプラントとは、どのようなものなのでしょうか?

即時インプラント、あるいは即時加重(荷重)インプラントと呼ばれるものは、手術をした日にすぐに咬めるようになるインプラントの総称です。
従来は、一回目の手術から、上顎で6ヶ月、下顎で3ヶ月程度の治癒期間をおき、その後に2回目の手術を行います。
そして、型どり等を行った上で人工の歯を作っていくため、一回目の手術から咬めるようになるまでに一定の期間を要していました。
この期間は、入れ歯や、仮歯を使用するため歯を失った本数や場所、そして状態によっては、不便を感じることもあるわけです。
そのような、不便さを可能な限りなくすために新しい試みとして普及し始めたものが、即時加重型インプラントというものです。
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フラップレス手術の利点はどのようなことでしょうか?

フラップレス手術の利点は、手術後の腫れがほとんどなく、痛みも少ないということです。
その為、切らない、腫れない、痛くないインプラント治療と謳われていることもあります。
また多くの場合は、即時加重という方法をとるため、すぐに咬めるようになるという利点もあります。
基本手技にのっとった従来の方法では、歯肉を顎の骨からはがすという方法がとられるため手術後、比較的腫れやすくなります。
また、フラップレス手術は、手術後の痛みも従来の方法より出にくいと言えます。
しかし、従来の方法でも、多くの場合は強い痛みが出ることはありません。
また、鎮痛剤も十分に効くため、痛みについての有利さはそれほどないかもしれません。
実際に、当院で通常の方法で手術を受けた方で、翌日に痛みをうったえられたり、鎮痛剤を服用されている方は、ほとんどいらっしゃいません。

前回までにお話した欠点(ナビゲーションシステムを用いる上の精度、歯肉を切って開かないために、インプラント体を埋め込む際に、最初にインプラント体が直接触れるのは、骨ではなく歯肉になってしまう事等)が、解決されれば、フラップレス手術は優れた治療法の一つと言えます。
実際に現在も様々な機関で、研究、調査が進んでいる段階です。


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フラップレス手術は、ナヴィゲーションシステムがあったとしても危険だということですか?

最近、インターネットでも盛んに宣伝されている、フラップレス手術、切らない、腫れない、痛くない手術とされていますね。
MI手術なんていう表現もされているものです。
MIとは、ミニマムインベーシヴの略で、外科的な侵襲が少ないという意味になります。
しかし、このMI手術の代表である、フラップ手術で、死亡事故や様々な失敗が起こっていることも事実なのです。
場合によっては、本来の歯ぐきを切って行う手術をしていれば、起らなかった問題もあるのです。
さて、今日の質問です。

「フラップレス手術は、ナヴィゲーションシステムがあったとしても危険だということですか?」すべてが危険なわけではありません。

一般的に通常の方法で行ったとしても安全だとされるような症例では、フラップレス手術も安全に行える可能性が高いと言えます。
逆にCT等の診断で難しいと判断された症例の場合、ナヴィゲーションシステム等に頼りたくなりますが、これは問題が起きる可能性も考えられます。
ナヴィゲーションシステムを構築していく上で起こる誤差等があるためすべてが正確にできるわけではないからです。
やはり、このようなシステムは頼り切るのではなく、上手く利用しながら行うことが肝要ではないでしょうか?
最終的には、ナヴィゲーションシステムは発展途上のシステムであり、使い方を間違えなければ良いが、全ての状況において信頼に耐えるものとは言い難く、それを使う側の能力にかかわると言えるでしょう。
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フラップレス手術は、ぞれをガイドするナビゲーションシステムがあるから安全だと聞いているのですが、本当ですか?

本日の質問です。

フラップレス手術のデメリットとしては、「手術部位を直接視覚的に確認できるわけではないので、インプラント体を埋め込む場所が不確実になってしまったり、方向を誤ったとしても、その場で確認することが不可能となってしまったりすることがあります。」と言われていますが、実際には、事前にCT等を撮影しそのデータに基づいて確実に診断し、安全に手術が行えるように、手術をガイドできるようなマウスピースやナビゲーションシステムがあるから安全だ、と聞いているのですが、本当ですか?


おっしゃる通り、現在、そのようなシステムは多数存在します。当院もそのようなシステムの一つの開発、導入のお手伝いをした経緯もあります。

結論から申し上げますと、このようなシステムのほとんどが、理論上は優れているのですが、実際の臨床の場では、すべての状態で正確に機能しているわけではなく、ある程度の許容範囲が必要であったり、工夫が必要だということなのです。

極論ですが、現在ある多くのシステムは比較的安全な症例では、ほぼ問題なく機能するが、手術の難易度の高い症例では、このようなシステムに頼りすぎると間違いが起こることがあると言えます。実際に、いくつかの問題点を指摘する報告が世界中から上がっているのです。

これから、このようなシステムも熟成がすすみ、より確実で精度の高いものとなっていくと思いますが、まだ現時点では問題もあり、ある程度熟練した術者が使用することが大切になると言わざるを得ないのが現状でしょう。

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「インプラント治療の一つの、フラップレス手術とは具体的にどんな手術なのでしょうか?」


では、今回の質問です。
「いろいろなインプラントの治療法が最近紹介されていて、その一つのフラップレス手術とは具体的にどんな手術なのでしょうか?」

フラップレス手術とは、最近注目されているインプラント手術の一つです。
基本的には、メスで歯肉を切開せずに、特殊なドリルで歯肉に穴を開け、インプラントを埋め込むという方法をとるものです。
メリットとしては、切開をしないため痛みや腫れが少なく、手術も上手くいけば短時間で済みます。このようなメリットは大切なことで、患者さんにとってとても有意義なことです。
デメリットとしては、手術部位を直接視覚的に確認できるわけではないので、インプラント体を埋め込む場所が不確実になってしまったり、方向を誤ったとしても、その場で確認することが不可能となってしまったりすることがあります。
万が一にもドリルで顎の骨に穴をあけるときに、方向を間違ってしまって、それに気づかずにドリルを進めてしまうと、場所によってはとても危険なことがあります。日本を含め世界から、何例かの重篤な事故が起こってしまったという報告もあります。

そしてもうひとつ問題があります。
チタン製のインプラント体が骨と直接くっつくためには、チタンという素材の表面に形成される酸化膜というものが大切になると言われています。
その酸化膜が、他の何物にも触れず、最初に患者さんの骨に触れることが大切だと私たちは学んできたのです。
このことを踏まえると、フラップレス手術は、問題があるのです。
歯肉を切って開かないために、インプラント体を埋め込む際、最初にインプラント体が直接触れるのが、骨ではなく歯肉になってしまうのです。
インプラント体が入るために必要な直系の穴を歯肉にあけ、そこからインプラント体を埋め込むため、必然的にインプラント体は歯肉に触れながら顎の骨の中に埋め込まれていくのです。この矛盾は、具体的に解決されないままに結果として(短期間の追跡)はうまくいっているから問題ない、ということになっているのです。

実際に、歯科医師向けの講習会でもとても人気があり注目されている治療ではあるのですが、注目する歯科医師、あるいは導入する歯科医師が増えたせいか、フラップレス手術に伴う事故、等のトラブルも増えており、マスコミに取り上げられることも多くなっています。

私たちとしては、この問題がもう少し時間が経ち、十分な検証がされてから導入するべきではないかと考えております。

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「歯周病でも、治療を受けていれば大丈夫ですか?」

それでは、今回の質問です。
「歯周病があったとしても、歯周病の治療をちゃんと受けておけば安心ですよね?」

基本的には、そうだといえます。
しかしある程度進行してしまった歯周病の場合、たとえ歯周病の治療をちゃんと受けたとしても、歯周病で失った骨を元あった状態に戻すことはかなり難しいのです。
この場合現段階では、基本的には現状を維持し、歯周病の進行を抑制することが、歯周病の治療のゴールとなります。
その為、今すぐには抜くほどではないにしても、ある程度歯周病が進行してしまい、その歯を支える骨が減っているような場合は、治療方針の決定が一番難しい状態といえます。
状態の悪い歯は、たとえ歯周病の治療を受け、状態が安定したとしても、その状態を維持してゆくことが難しい場合も多いのです。

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歯周病があるとインプラント治療だけではなく、ブリッジの治療を受ける場合にも影響がありますか?  


「インプラント治療を受ける場合には、手術前に歯周病の治療を受けることが大切だとよく言われますが、歯周病がある場合、そのことは、インプラント治療だけではなくブリッジの治療を受ける場合でも影響がありますか?」
解答>
はい。その通りです。
歯周病がある場合は、基本的にその治療を受けた上でブリッジを入れることが大切です。
ブリッジを入れる必要があるということは、何らかの原因で歯を失ってしまっているからです。
その原因は、虫歯であったり歯周病であったり,あるいは事故とかかもしれません。
原因は何であれ、もしブリッジを入れる歯に歯周病があった場合どうなるでしょう。
歯を失った原因が歯周病であれば尚更ですが、そうでなくとも歯周病を治療せずにブリッジを入れてしまうことは、ブリッジの土台になる歯を歯周病で失う危険が高くなります。
つまり、歯周病を治さずにブリッジを入れるのはブリッジの寿命が短くなる可能性が高いということです。
極端な表現ですが、ブリッジは歯を削り、型を取れば、ほぼどのような状態の歯でもいれることは可能です。
しかし、その土台となる歯が歯周病になっていたら、病気の進行に伴い、土台の歯ごとブリッジが揺れ始め、痛みがでたり、抜けてしまったりすることが十分考えられます。
歯を失った原因にアプローチをし、また必要な治療を行うことでその歯の環境を整え、その後に、失った部分の治療をするということが大原則です。
Palmqvist先生たちが1994年に発表された論文では、ブリッジの土台になる歯に影響を与える要素を調査したところ、ブリッジをいれる時に土台になる歯のまわりの骨が減っている場合は、減っていない場合に比べて、土台になる歯の生存に関するリスクが2.5倍高かったそうです。
残念なことですが、ある程度進行してしまった歯周病の場合は、たとえ歯周病の治療をしたとしても、全ての歯がブリッジの土台としてしっかりと機能する状態になるとはいえないのです。

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奥歯がないのですが入れ歯をいれたくありません。このままではダメですか?

「私は上下の奥歯が四本ないのですが、入れ歯はどうしても入れたくありません。実際に今入れ歯を使わなくても、多少不自由ですが、食事もできています。このままではダメでしょうか?」

前回この質問に対してお答えさせて頂きましたが、今回はその続きとなります。

どのような治療でも、それを選択される場合、一番大切なことはご本人が納得されるということです。
ですから、ご本人が今あまり不自由を感じていないのなら、そのままでも良い場合も十分考えられます。

しかし、その様な場合でも、ご自身としては今不自由がなくても、今後何か問題が起こる可能性がないかは歯科医師とよく検討されることが大切です。
今は良いけれど、将来大きな問題になるということもあるわけです。


実際、私たちが日常臨床で困ってしまうことの一つに、この質問の様に、今は痛くもなく不自由もない部位が、このまま放置することで将来大きな問題が起こってしまう可能性がある場合、そのことをご理解いただかなくてはならないことがあります。

患者さんは、不自由を感じていないところを突然指摘されても、そう簡単に、そこに問題があるとか、いずれ問題が起こるということを理解したり、納得したりすることは難しいと思います。
しかし、私たちはプロとして日々様々な患者さんを診させていただいている上で、今後起こりえる問題を予測することはある程度は可能なわけです。
いや、むしろそれが出来るからこそプロなのだと思います。

ですから、信頼できる歯科医師と今現在のことだけでなく、今後のことを十分考慮にいれ、検討された方が良いのではないでしょうか。

何かご不明な点などございましたらどうぞこのメールアドレスinfo@118.mdまでご連絡ください。

奥歯がないのですが入れ歯をいれたくありません。このままではダメですか? 

歯を失った後の治療法の選択肢についていろいろと説明をさせていただきました。
やはり、治療法には万全な方法はないということがおわかりいただけたのではないでしょうか?
さて、本日の質問です。

私は上下の奥歯が四本ないのですが、入れ歯はどうしても入れたくありません。実際に今入れ歯を使わなくても、多少不自由ですが、食事もできています。
このままではダメでしょうか?


どうせ、どの治療法にも欠点があるのなら、あえて治療をしないでそのままにしておくのはどうかと思われる方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

実は、欧米では最近「短縮歯列」といって、無理に奥歯に入れ歯を入れたりインプラント治療を受けたりせずに、放置しておいても良いのではないか、という考えがあります。

この短縮歯列というコンセプトは、日本でも注目されています。

これは、糸切り歯の隣の歯(後ろ側の歯)があり、できればもう一本その後ろまで歯が存在していて、それが咬み合わせをしっかり保っていれば、無理に奥歯に何らかの治療(入れ歯、ブリッジ、インプラント等)を入れなくても問題は起きない、という考え方です。
おそらく、この質問をされている方も同じような状態にあるのでは思います。
この方法については様々な意見が出ています。
現在のところ、このような状態を長く続けることで、あごの関節に問題が出てくる可能性があるとの論文も出ています。
そうではないとの意見もあるのですが、実際に問題が出ていることも受け入れるべきなのでしょう。
そして、日本人の食生活、あごの形等を考慮すると、欧米ほど患者さんに満足は得られていないようです。

また、科学的根拠には欠けますが、本来人類の進化の中で、必要があったものを失ったままにしていいのかというと義民は残ります。

次回もこの続きになります。

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接着性ブリッジに問題が起きた場合、歯を削っていないのだから土台となる歯に問題はおきないのか? 

接着性ブリッジの利点は『歯を削らない』ことです。

では、もし問題が起きたとしても、土台となる歯に問題は起きないのでしょうか?
被せ物をする治療で一番トラブルの多いのが通常のブリッジで、二番目に多いのが接着性のブリッジだとする研究結果があります。

この文献は、1976年から2000年に出された48の文献をまとめたもので、接着性ブリッジのトラブルについても記載があります。
文献によれば、調査対象の7024個のブリッジ中、最も多かったのが接着の脱離で1481個という結果が出ています。
それは、全体のトラブルの21%になるそうです。

またその研究のなかに、5つの文献の結果をまとめ、343個の通常のブリッジの内、62個に歯とブリッジの境目に変色があったという報告があります。
この変色とは、新たな虫歯の発生を意味しています。

被せ物が外れる時、突然外れたと感じられると思いますが、実はほとんどの場合少しずつ接着がはがれて取れてしまうことが多く、その期間、はがれた隙間から細菌が入り込み、また虫歯を作り始めてしまうのです。

接着性のブリッジは、その利点である『歯を削らない』ということで、土台になる歯のエナメル質という硬い表面が残っているため、二次的な虫歯になりにくいのです。
しかし、歯を削らないために却って外れやすいという欠点もあるのです。
ですから結果として、虫歯にならないわけではありません。

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接着性ブリッジを選択したいのですが、外れにくく、虫歯にならない方法はありますか?

接着剤の進歩に伴い、強い接着剤を用いることで、土台となる歯を削らずに(場合によっては、少しだけ歯を削ることがあります)、ブリッジを歯に直接つけるという方法があります。
この治療法を接着性ブリッジといいます。
接着性ブリッジの利点は「歯を削らない」こと。
そして「歯を削らない」ことで、土台になる歯のエナメル質と呼ばれる硬い表面が残っており、二次的な虫歯になりにくいということです。
しかし、歯を削らずに接着剤で固定することで、いくら接着剤が強いと言っても、通常のブリッジよりもやはり外れやすい(脱離しやすい)という欠点があります。
接着性ブリッジの中で、多少歯を削って作った場合では、11%に脱離がおこっているのに対して、削っていないものでは47%が脱離したというデータがあります。
そして、ブリッジの長さが長い物は52%に脱離が起きており、それに比べ短いものでは、25%に脱離が起きているそうです。

このことを踏まえると、接着性ブリッジを選択する場合、できるだけ外れにくく、なるべく虫歯にならない方法にするためには、接着性ブリッジの本来の姿ではないかもしれませんが、多少歯を削るようにして(もちろん可能な限り少なく)、ブリッジを設計するのも一つの選択肢になりえますね。
でも、それだと本来のコンセプトからは外れてくる気がします。

接着性ブリッジは、一般的なブリッジに比べて、早期に脱離が起きやすく、特にブリッジで補う範囲が大きくなればなるほど問題を引き起こしやすいです。
そのような場合は他の治療法を優先すべきであり、できるならば一本だけ歯を失った場合のみに、治療の選択肢としてとりあげることが大切になるのでしょう。
また、場合によっては、外れにくくするために多少なりとも歯を削ることが必要となることもあるようです。
この辺は 、担当医とよく話し合うことが大切です。

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部分入れ歯を使うと、どのような問題が起きやすいですか?

  前回から、何度か入れ歯の話をしていますが、今回は部分入れ歯についてお話ししたいと思います。

さて、今回の質問です。
「部分入れ歯を使うとどのような問題が起きやすいのでしょうか?」

部分入れ歯の歯の役割をする部分は多くの場合、「レジン」と呼ばれる樹脂で出来ています。
その為、長期間使用していると歯の役割をする部分がすり減って来てしまいます。
この欠点を防ぐ為にまた審美的な目的も兼ねて陶材(セトモノ)の歯を使用する場合もありますが、こちらの場合は、歯が欠けたり、陶材特有のカチカチという音が食事中に出てしまうことがあります。

また、入れ歯の針金が緩んだり、金属疲労を起こして壊れたりする事があります。

時間の経過とともに、入れ歯を支える土台が痩せてきてしまい、土手と入れ歯の間に隙間が出来て緩くなってきたり、間に物が入り、痛みを伴うことがあります。

また、針金が掛かる歯への力の負担によって、その歯が揺れてきたり、プラークコントロールがしにくく、虫歯になってしまう事もあります。

時間の経過とともに以上のようなことが起こってしまうのですが、ある程度は定期的なチェックを受けることで解決できるものもあります。


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ブリッジの治療で問題を起こしやすい特別な理由があったら教えて下さい。

前回の回答で、
「失って補わなければならない歯の本数が多いとブリッジに問題が起こってしまう可能性が高くなる」ことはお話しました。

その他にも、土台となる歯の特に奥側の歯が、神経のない歯であった場合、その歯が折れたり、割れたり、外れたりしやすい傾向があるという報告があります。
また、別の報告では土台になる歯が神経のない歯の場合は、神経のある歯に比べて4倍も問題を起こす危険性が高いという報告もあります。
そして、下顎の方が上顎より2.7倍問題を起こす危険性が高く、一番後ろの歯をブリッジの土台にした場合は、手前の歯を土台にするよりも3.2倍の危険性があるといわれています。
また、ブリッジの土台になる歯が歯周病でまわりの骨が減ってしまっている場合は、たとえ歯周病がコントロールされていたとしても、骨が減っていない状態よりも2.5倍の危険性があったそうです。

以上のことを考えると、ブリッジという方法は、私達の日常臨床でも比較的頻繁に用いられがちな治療法なのですが、失って補わなくてはならない歯の本数や、土台になる歯の状態、場所によっては、いくら装着後の違和感が少ないといっても、安易に選択するのではなく他の治療法(義歯インプラント治療も充分に考慮に入れる必要があるといえるのではないでしょうか。

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問題を起こしやすいブリッジとはどのようなものですか?

今日の質問です。
「ブリッジに様々な問題が起こるこという可能性があることは、わかりました。
しかし、このような問題が全てのブリッジに起こるわけではないと思うのです。
ブリッジの治療でこの様な問題を起しやすい特別な理由があったら教えて下さい。」

ご質問にあるとおり、ブリッジ全てに問題が起こってしまうわけではありません。
逆を言えば、問題を起こしやすいブリッジと言うものが、実際に存在し、その事に対するリサーチも行なわれているのです。
スウェーデンの一般開業医で行われたブリッジの治療を6~7年後に調査を行ったところ、ブリッジが壊れたり、土台になる歯が折れる頻度は、失って補う必要のある歯の本数と関係があったといわれています。
それは、補わなければならない歯(失ってしまった歯)の数が多ければ多いほど、それを補うために装着されたブリッジに問題を起こしやすかったといえます。
多くの歯がなくなってしまった場合は、ブリッジ以外の治療法例えば義歯インプラント治療等を選択した法がよいのかもしれません。
ご自身のお口の中の治療方針や、その他ご質問などございましたら、お気軽にスタッフにお聞き下さい。


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ブリッジの土台の歯が虫歯になってしまうのはどうしてですか?②

前回の続きで、ブリッジの話をします。
前回、ブリッジは、固定されてしまうために咬む力に適応できず、接着剤が破壊される恐れがあり、接着剤が破壊されると、そこから細菌が侵入し、虫歯になる可能性があると話ました。

では、接着剤がすべてそれもいっきに破壊されれば、細菌にさらされる期間も少なくなり、問題も少ないのではないか?と思われるかもしれません。ブリッジが単に外れるだけなわけですから。。。
ところが、思っているほど上手くいかないもので、ほとんどの場合、ブリッジの一部で破壊がおこり、残りの歯はしっかりとくっついてしまっているのです。
この状態が問題なのです。患者さんとしてみると外れないのでそのまま使えてしまう。
しかし、実際には、何本かの歯の接着剤は外れているわけで、その外れた歯とブリッジの被せ物の隙間は格好の細菌の"すみか"となってしまうので、皆さんがいくら歯磨きしても、着々と虫歯は進行してしまいます。
時にはブリッジが外れてみると、あるいははずしてみると、土台になる歯の虫歯がものすごく進行していて、抜かなくてはならない状態になっていたということもあります。
十分な注意が必要ですね。

そして、お恥ずかしい話なのですが、一部が外れた状態では、患者さん御自身は、何かブリッジが緩んだような感じがしても、私たち歯科医師には、外れているという診断ができないことがああります。
そして、たとえレントゲンを撮影しても、外れているかどうかの診断ができるとは限りません。
もちろん患者さん御自身でも分からないことが多々あります。

このように、ブリッジでつながれている歯の一部が外れてしまうと 、その診断も難しい場合があり、引き起こされる結果も良くないことがあります。
これは、ブリッジの欠点の一つですね。

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ブリッジの土台の歯が虫歯になってしまうのはどうしてですか?

インプラントブログというブログにもかかわらず、ブリッジ治療に関する話題が続いています。
本来、インプラント治療は、歯を喪失したときに、その喪失した歯を補う方法のひとつです。
その他に喪失した歯を補う方法には、ブリッジと入れ歯があります。
それぞれの治療方法には利点・欠点があり、それは単に医学的な面だけでなく、様々な要因を考慮しなくてはなりません。
言い換えれば、利点・欠点は患者さん個人でそれは変わります。
ですから、インプラント治療に関する事とは、歯を失った方に関することとなるわけです。
その為、このブログでは、インプラント治療を中心に歯を失った方が、治療を選択する上で参考になるようなものにしていきたいと思い、インプラント以外の治療法についても触れていこうと思っています。
では、またブリッジの話をしようと思います。


ブリッジをしたのに、外さなければいけなくなったり、外れてしまう場合があります。

ブリッジは、失った歯の周囲の歯を土台にする為、土台になる歯は、病気(虫歯)である、健康であるに関わらず、その歯を削り、その歯を土台にしてつなげ、固定する方法です。
つまり、土台の歯に問題が生じた場合にブリッジを外さなければいけなくなったり、外れたりするわけです。


その理由の一つに、虫歯があります。

残念ながらブリッジの土台の歯は、虫歯になりやすくなります。

その主な理由には、

1.磨きにくくなること。

2.接着剤が破壊され、そこに細菌が侵入しやすくなること。

の2つがあります。


ブリッジを装着すると、歯ブラシだけでは清掃がしにくくなります。
そのブリッジに適した清掃用具を用いて、日々清掃することが必要となります。
ですから、ブリッジを装着した際にその歯科医院で指導してもらうことで虫歯のリスクを減らすことが必要です。

天然の歯は、少しですが自由に動くことができます。その為、上と下の歯を咬み合わせるとそれぞれの歯は、上手く順応することができるのです。
ところがブリッジでは、土台になる歯同士を固定してしまうため、上手く順応することができません。
咬む力を加えると、ブリッジを外そうという力となり、徐々にではありますが、ブリッジを固定している接着剤が破壊され外れてしまうことになりす。
接着剤が破壊されなくなった隙間には、細菌が侵入しやすくなり、そこから、虫歯が始まる危険が高くなります。


このようなことが原因で、ブリッジを装着した場合、土台の歯は、虫歯になりやすくなります。
ですから、歯科での定期検診を必ず行うようにしましょう。

ブリッジに関するQ&Aはこちらもご覧になってみて下さい。

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また、当院のHPもご覧になってみて下さい。

ブリッジが使えなくなって、外さなくてはならなくなる...とはどうなることですか?

「ブリッジを外さなくてはならなくなるとは、どうなってしまうことなのですか?」ブリッジが生存できなくなった(外れるあるいは外さなければならなくなった)理由としては、次のようなことがあげられています。

* 土台になる歯が虫歯になった
* 歯の根に問題がおきた
* 歯の神経に問題が起きて痛みが出てきた
* 突然外れた
* 土台の歯が壊れたり、折れたりした
* 歯周病になってしまった
* 前歯の場合に、歯の色になっているところ(白い部分)が、変色したり、欠けたりした

ご覧の通り、ブリッジの土台になる歯が、新たな病気になってしまったり、力学的(咬み合う力の負担)なことが原因でブリッジ自体が壊れてしまったり、土台の歯に問題を起こしてしまってブリッジを外さなくてはならなくなるのです。

インプラント治療に関しては、こちらもご覧になってみてください。

インプラントに関するQ&Aを行う意図

インプラントに関するQ&Aも今回で第6回目となりました。インプラントに関するQ&Aなのに、ブリッジに関することが続いているなとお思いの方もいらっしゃると思いますが、私たちとしては、このブログを通して皆さんにインプラント治療についての専門家になってもらうための情報や、インプラント治療の利点のみの情報をを提供したいのではありません。
もし、万が一にも歯を失ってしまった場合や、歯がないところに受ける治療のなかの選択肢の一つであるインプラント治療が、皆さんにとって本当に必要な治療なのかどうかの「判断基準」が明確になるための参考になって頂ければと思っています。

歯を失った場合には、インプラント以外にも治療法の選択肢はあります。それぞれの治療法を理解することで、自分にはどの方法が良いのかを見極めていただけるお手伝いになればと思っています。
インプラントに関しては、こちらもご覧になってみてください。

ブリッジの寿命はどのくらいと考えるべきですか?②

ブリッジの寿命についての論文の報告には、8.3年、10.3年、11年といったもの(これが全てではありません)があります。

実際の臨床上では、ブリッジの寿命はこれらの報告より長くもっているものも少なくないと思います。
しかし、 またそれとは反対に、おそらく長持ちはしないとわかっていても、患者さんと歯科医師が同意の上で入れている場合もありえるわけです。このような場合は、上記の寿命より明らかに短い場合もあります。
実際は症例によってその寿命に違いがでるのは当然ですね。

だからといって、この報告が全く役に立たないわけではありません。
いくつかの研究が似たような報告を出していることからも、「症例による格差はあったとしても、平均すると(ここが大切で、統計上、数字を平均しているという事を十分ご理解下さい)歯を失ってそこにブリッジを入れた場合、およそ10年前後でやり換える事になっている可能性がある」という事をこの報告は示しているといえます。
ですから、ブリッジの寿命については、上記の報告も一つの参考としていただいた上で、やはりそれぞれの症例によってその寿命に違いがでると思って下さい。

ブリッジに関するQ&Aはこちらもご覧になってみて下さい。

ブリッジの寿命はどのくらいと考えるべきですか?①

健康という小さな雑誌があります。それの2009年 夏号に私の書いたエッセイが載っています。当院の健康歯考ブログを編集の方が読んでいただいたことがきっかけで載せていただくことになりました。今回のテーマは歯石です。よろしかったらご覧になって下さい。
ブリッジの寿命は、8.3年、10.3年、11年といった報告(これが全てではありません)があります。他にも、日本補綴(ほてつ)学会等の報告でも、データとして数字にすると、似たようなものがほとんどのようです。
言い換えれば、これらの報告からは「歯を失って、そこにブリッジを入れた場合、多くの場合がおよそ10年前後でやり換える事になっている可能性がある」といえるのかもしれません。
しかし、これは、一部の集められたデータの分析結果の報告であり、全てを確実に表せているわけではありません。
実際には、もっと長持ちしている症例も少なくはないと思います。
実際に日々の臨床の中で、自分が治療させていただいたものや、患者さんに問診させていただくと、もっと長く持っているものも少なくないと思います。

ブリッジに関するQ&Aはこちらもご覧になってみて下さい。

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