馬見塚デンタルクリニック

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馬見塚デンタルクリニックの考え方

「入れ歯の欠点の一つである装着時の違和感があるというのは、結果としてどのようなことを引き起こすのですか?」

「入れ歯の欠点の一つである装着時の違和感があるというのは、結果としてどのようなことを引き起こすのですか?」

まず、入れたばかりの時は、この違和感がいやで入れなくなってしまうことがよく起こります。

ある調査では、製作した208個の部分入れ歯を8年間追跡調査したところ、58%は使用されていたが、残り42%は使用されていなかったそうです。
半分近くの方が使用していないことになります。
そして、使用しなくなった理由については、使いたくないというものが殆どだったそうです。

実際に、私たちの歯科医院でも、患者さんが初めて入れ歯になる場合、残念ながらその殆どの方が、違和感を訴えられます。
もちろん私たちの技術で可能な限り違和感を少なくしなければいけませんし、その為に入れ歯の専門医も当院にはおります。
 しかし、たとえ専門医が保険の制約を超え、最善の方法をとって入れ歯を作ったとしても、入れ歯の大きさの大小や、部位にかかわらず、装着感では、ブリッジやインプラントよりも圧倒的に劣ってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。

しかし、この違和感というものは、ほとんどの場合なくなります。
入れ歯をいれたばかりの時は、特に違和感を感じやすいものです。違和感をあきらめて入れなくなる前に歯科医院で相談してみましょう。
入れ歯を入れられなくなると、残っている歯に様々な障害が生じます。
その為、どうしても入れ歯が入れらない場合は、そのまま放置せずにインプラント治療やブリッジの治療を考えられたほうがよいと思います。


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歯周病があるとインプラント治療だけではなく、ブリッジの治療を受ける場合にも影響がありますか?  


「インプラント治療を受ける場合には、手術前に歯周病の治療を受けることが大切だとよく言われますが、歯周病がある場合、そのことは、インプラント治療だけではなくブリッジの治療を受ける場合でも影響がありますか?」
解答>
はい。その通りです。
歯周病がある場合は、基本的にその治療を受けた上でブリッジを入れることが大切です。
ブリッジを入れる必要があるということは、何らかの原因で歯を失ってしまっているからです。
その原因は、虫歯であったり歯周病であったり,あるいは事故とかかもしれません。
原因は何であれ、もしブリッジを入れる歯に歯周病があった場合どうなるでしょう。
歯を失った原因が歯周病であれば尚更ですが、そうでなくとも歯周病を治療せずにブリッジを入れてしまうことは、ブリッジの土台になる歯を歯周病で失う危険が高くなります。
つまり、歯周病を治さずにブリッジを入れるのはブリッジの寿命が短くなる可能性が高いということです。
極端な表現ですが、ブリッジは歯を削り、型を取れば、ほぼどのような状態の歯でもいれることは可能です。
しかし、その土台となる歯が歯周病になっていたら、病気の進行に伴い、土台の歯ごとブリッジが揺れ始め、痛みがでたり、抜けてしまったりすることが十分考えられます。
歯を失った原因にアプローチをし、また必要な治療を行うことでその歯の環境を整え、その後に、失った部分の治療をするということが大原則です。
Palmqvist先生たちが1994年に発表された論文では、ブリッジの土台になる歯に影響を与える要素を調査したところ、ブリッジをいれる時に土台になる歯のまわりの骨が減っている場合は、減っていない場合に比べて、土台になる歯の生存に関するリスクが2.5倍高かったそうです。
残念なことですが、ある程度進行してしまった歯周病の場合は、たとえ歯周病の治療をしたとしても、全ての歯がブリッジの土台としてしっかりと機能する状態になるとはいえないのです。

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「今は抜くほどでもないが、将来には問題を起こす歯がある場合は、その歯以外に丈夫な歯をブリッジの土台に含めれば、確実に長持ちするのでしょうか?」

最近騒がれている地球温暖化問題、一方では大問題だと騒ぎ、他方はそんなに問題ない温暖化対策と言ってやっていることが問題だと論議しているようですが、一体どうなんでしょう。
こういう議論を聞いたりしていてつくづく思うのは、何が正しいかではなく誰が正しいかに終始してしまっているような気がします。自分たち側の意見の正当性を証明することに終始していては問題の解決は得られないのではないでしょうか?
私たちが今、目を向けなければならないのは、そこにある真実と、そして何をしなければいけないかだと思うのです(たとえそれが大変な選択だとしてもです。)
この大きくそして小さな地球に、自然の摂理を無視するようなかたちで人口が増え続け、便利さを求め続けた結果なのですから、自分たちに有利なことだけを考えるのではなく、地球全体のことを考えて、何かを努力してかなければいけなのではないでしょうか。

さて、本日の質問です。
今は抜くほどでもないが、将来には問題を起こす歯がある場合その歯以外に、周りの丈夫な歯を土台に含めれば確実に長持ちするのでしょうか?というのは、とても難しい問題ですね。
やはり、私たち患者側としては、なるべく歯は抜きたくはないですから。
そうすると、今後に見通しの悪い歯を含めて、それに付けくわえ丈夫な歯もブリッジの土台にすれば、確実に長持ちするのでしょうか?

結論から先に言うと、
丈夫な歯を土台に含めることで、そのブリッジ自体の寿命は延ばすことが可能となります。

 時として私たち歯科医師も、自分が入れたブリッジや入れ歯を長持ちさせたいが為に、必要以上に歯の数を多く削ったり、ブリッジの土台や入れ歯をかける為の装置をつけるために歯の神経を抜いてしまったりすることもあるかもしれません。
 そうすると、短期的にはある程度ブリッジや入れ歯の寿命を延ばすことが可能になりますが、結果として、長期的には失う歯の本数を増やしてしまうこともあるのかもしれません。

 逆に、極端に聞こえるかもしれませんが、長期的展望にたった場合、今現在は、患者さんの自覚もなく、痛くもない歯でも、抜歯の対象にすることで、長期的に見ると結果として、失う歯の本数を減らすことができる場合もあるといえると思います。
どちらが良いという答えは、ないと思います。
やはり、その患者さんの希望、そしてその希望をかなえるために犠牲にしなければいけないことを十分理解していただいた上で、治療方針を決定することが大切ですね。

ですから、いつもお話していることですが、万人に向けて最善の方法というのはありえず。
各々の患者さんの状態や価値観に合わせた選択が大切です。

接着性ブリッジを選択したいのですが、外れにくく、虫歯にならない方法はありますか?

接着剤の進歩に伴い、強い接着剤を用いることで、土台となる歯を削らずに(場合によっては、少しだけ歯を削ることがあります)、ブリッジを歯に直接つけるという方法があります。
この治療法を接着性ブリッジといいます。
接着性ブリッジの利点は「歯を削らない」こと。
そして「歯を削らない」ことで、土台になる歯のエナメル質と呼ばれる硬い表面が残っており、二次的な虫歯になりにくいということです。
しかし、歯を削らずに接着剤で固定することで、いくら接着剤が強いと言っても、通常のブリッジよりもやはり外れやすい(脱離しやすい)という欠点があります。
接着性ブリッジの中で、多少歯を削って作った場合では、11%に脱離がおこっているのに対して、削っていないものでは47%が脱離したというデータがあります。
そして、ブリッジの長さが長い物は52%に脱離が起きており、それに比べ短いものでは、25%に脱離が起きているそうです。

このことを踏まえると、接着性ブリッジを選択する場合、できるだけ外れにくく、なるべく虫歯にならない方法にするためには、接着性ブリッジの本来の姿ではないかもしれませんが、多少歯を削るようにして(もちろん可能な限り少なく)、ブリッジを設計するのも一つの選択肢になりえますね。
でも、それだと本来のコンセプトからは外れてくる気がします。

接着性ブリッジは、一般的なブリッジに比べて、早期に脱離が起きやすく、特にブリッジで補う範囲が大きくなればなるほど問題を引き起こしやすいです。
そのような場合は他の治療法を優先すべきであり、できるならば一本だけ歯を失った場合のみに、治療の選択肢としてとりあげることが大切になるのでしょう。
また、場合によっては、外れにくくするために多少なりとも歯を削ることが必要となることもあるようです。
この辺は 、担当医とよく話し合うことが大切です。

ブリッジに関するQ&Aについてこちらもご覧下さい。
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歯を削らずに接着するだけのブリッジはどうなのでしょうか?

土台となる前後の歯を削らずに(場合によっては少し削る事があります)、歯がない部分の歯を前後の歯に強い接着剤でつけるブリッジを接着性ブリッジと言います。


この方法は以前から研究され、接着剤の進歩に伴い臨床でも応用されている方法です。
しかし、その臨床成績はあまり良いとは言えないのが現状です。
症例を選んだ上で、高い技術の技工士が制作し、特別な接着剤を使う事が重要です。
以上の条件をクリアすれば、ある程度の結果は期待出来ますが、削らないで済むからと言って、皆さんに安易にお勧め出来る方法ではありません。
患者さん個々の状態を十分診査した上で、行うべき治療といえます。


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「入れ歯は違和感が強いということですが、現実に多くの人たちが入れ歯を入れているわけですから、この違和感を取ることは可能なのですか?」

「入れ歯は違和感が強いと言いますが、この違和感を取ることは可能なのですか?」

違和感には大きく分けると二種類あります。
ひとつは入れ歯に問題があるものです。
これは、入れ歯が大きすぎたり、小さすぎたりしていることで、基本的に入れ歯自体に問題があるので、調整したり、場合によっては作り直すことで改善できます。

もう一つが慣れの問題です。
歯を失った部分に入れ歯という異物を入れるわけですから、入れ始めた時には多かれ少なかれ違和感というものがあります。
特に、はじめて入れ歯を入れる場合は、違和感が出やすいのです。
いずれにしても、まずは、それに慣れて頂くように可能な限り使っていただきたいのです。
しかし、歯の失い方にもよるのですが、入れなくても、食事ができてしまったり、ほとんど不自由を感じられていない場合、あえてその違和感を我慢してまで入れ歯を入れてなくて支障がない場合があります。
そうなるといくら歯科医院で入れ歯の調整等をおこなっても違和感がなくなることはないわけです。言い方は悪いですが、ある意味で慣れの問題の部分もあるわけです。

また、場合によっては嘔吐反射が起こってしまうことがあります。これは入れ歯を口に入れると「ゲッ」となってしまい、どうしても受け入れることができなくなってしまうことです。
原因としては入れ歯の覆い方が悪くて引き起こされる場合と、心因的なことがあります。

しかし、ほとんどの場合は、皆さんのご協力と歯科医師の技術によってちゃんと使える入れ歯になります。

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歯を失った場合にする治療によって、前後の歯の寿命は変わるのですか?

歯を失った場合の治療が与える前後の歯の寿命への影響について2001年に発表された研究があります。


〈研究目的〉
奥歯(大臼歯)を一本失った場合の前後の歯の寿命について
何もしない、ブリッジまたは部分入れ歯で治療した場合の比較

〈研究対象〉
317名を10年間に渡って追跡調査


〈研究結果〉
何もしない    5年  97%   10年  81%
ブリッジ      5年  97%   10年  92% 
部分入れ歯    5年  77%   10年  56%


今回の研究のように、歯を失った部分はブリッジで治療した場合が失った歯の前後の歯の寿命は長いという報告もあります。
これは、ひとつの参考であり、個人差はありますが、ブリッジも部分入れ歯も前後の歯に影響を与えます。
そして、何もしなくても影響は出てきてしまうのです。
この研究では、対照とはされていませんが、インプラント治療の最大の利点は前後の歯に負担をかけないというところです。
                 

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歯を失った場合、何もしなでいるとどうなるのでしょうか?

歯を失った場合、何もしないでいると・・・
基本的には歯を失った部分の後ろに歯があれば、その歯が手前(歯を失った方)に倒れてきます。また、失った歯の咬み合う相手側の歯がのびてきてしまう事も頻繁に起こります。


そして、歯が倒れてしまうと、咬み合わせに問題が起きたり、汚れがたまりやすく磨きにくくなり虫歯や歯周病を引き起こしやすくなったりします。


また、歯を失った部分の咬み合う相手側のはがのびてきてしまうと、反対側の歯茎にあたって痛くなってしまったり、潰瘍を起こす事があります。さらに進行すれば、ごく稀にですがその部分が癌化する事もあると言われています。


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入れ歯を長く使用するにはどうしたらいいの?

まず、入れ歯というものは入れたばかりは、違和感や場合によっては痛みが出てしまうことがありmます。その為、基本的に初期段階で、十分な調整を行うことが大切です。なれるだろうということで合わない入れ歯を無理に入れてしまうことは、けっして良くはありません。
場合によっては、口腔癌になってしまうこともあるのです。
口腔癌についてはこちらもご覧になってみて下さい。
痛みとは別に、入れ歯は、装着感で、ブリッジやインプラントよりも圧倒的に劣ってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。
しかし、この違和感というものは、患者さんの努力で入れ歯を入れる習慣を造り上げていけば、やがては消失していくものであるといえます。

全ての患者さんが、ブリッジ治療やインプラント治療を受け入れられるわけではありませんし、ブリッジやインプラントにも欠点はあるわけですから、まずは、我々が入れ歯の設計や製作の際には最善の注意をはかり、メインテナンスを定期的に行うことで、ある程度長い期間使用していただくことは可能だと思います。

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歯を失った場合本当に治療しなくてはいけないのですか?  

今迄に、親知らず以外の歯を虫歯や歯周病で抜いてしまった事はありませんか?
では、歯を失ってしまった場合、本当に治療をしなくてはいけないのでしょうか?
今回は、その疑問にお答え致します。

歯を失った場合、治療方法はいくつかありますが、残念ながら欠点のない治療方法は基本的にありません。
それなら、治療しない方が良いではないか...と考えてしまいますよね。
では、もし、歯を失って、何もしないとどうなってしまうのでしょう。

基本的に、歯を失った部分の後ろ側に歯があれば、その歯は手前側(歯を失ったところ)に倒れてきます。
また、咬み合う相手側の歯が伸びてきてしまう事も頻繁に起こります。
歯が倒れてしまうと噛み合わせに問題が起きたり、磨きにくくなったりします。
歯を失った部分の咬み合う相手側の歯が伸びてきてしまうと、時として伸びた歯が歯茎と咬むようになり、歯茎が潰瘍を起こしたり、ごく稀にその部分が癌化することがあると言われています。

2001年に発表されたある調査では、371名の大臼歯を1本失った患者さんを10年間調べたところ、失った歯の前後の歯の生存率をそれぞれ調べました。
何もしなかった場合:5年で89%、10年で81%。
ブリッジでの場合:5年で97%、10年で92%。
部分入れ歯の場合:5年で77%、10年で56%。
歯を失った部分はブリッジで治療した方が失った歯の隣り合わせた歯の寿命が長いと言う報告もあります。
この報告だけですべてがあらわされているわけではありません。
基本的に、このような調査ですら統計でしかありません。
一つの参考にはなりえるかもしれませんが、やはり大切なのは個々の状態を把握した上で、治療方針を 決定することです。
歯を失った場合の治療方法は、
1.そのままにする。
2.ブリッジを入れる。
3.取り外しできる入れ歯をいれる。
4.インプラントを入れる。
があります。

担当医とよく相談されることが大切になります。

部分入れ歯はどのくらいの期間、使用できますか?  

今回のお話は「部分入れ歯の使用可能期間についてです。

 部分入れ歯の予後について、ある調査があります。
下顎に入れた部分入れ歯とブリッジを5年間調査した結果、部分入れ歯を入れた患者さんの方がブリッジを入れた患者さんより虫歯になる確率が6倍高く、噛み合わせや、入れ歯の安定は時間の経過とともに不安定になったそうです。
 
 この調査結果からどう考えるかですが、
このままとると以前のブログでお話していますが、ブリッジですら10年経つと様々な問題が起こる事が示唆されているのに、それよりも早く入れ歯が駄目になってしまう事になります。
入れ歯はブリッジよりも早い時期に問題が引き起こされる可能性があり、ブリッジの場合はある程度入れ歯より長い期間問題なく使えるのが、その後は様々な問題が起こってしまう事が考えられるのだと思います。
基本的に入れ歯は消耗していくものです。
たとえは悪いかも知れませんが、革靴は使用されていくうちに革の底がすり減っていきます。
しかし、定期的に修理をし、日々のケアを行う事によって、ある程度、長期に使用していくことが出来るように、入れ歯も、定期的に口腔ケアやPMTCの様なクリーニングを受け、メンテナンスを行う事で上記のような問題をある程度は防いでいく事が可能です。

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歯を失って、部分入れ歯にした場合の欠点はなんですか?

 前回は、歯を失って、部分入れ歯にした場合の利点についてお話をさせていただきました。今回は、部分入れ歯にした場合の欠点についてお話をさせていただきます。

 
欠点として以下の点があげられます。
・装着感が悪い。
・見た目が悪い。(歯にかかる針金が見えるなど)
・しゃべりにくくなる。
・食後に部分入れ歯をはずしてあらったり、歯磨きをしなければならなくなる。
・就寝時にははずして保管をしなければならない。
・部分入れ歯の針金がかかる歯に、ブリッジにかかるほどの負担ではないが、負担がかかる。
・部分入れ歯の針金がかかる歯に歯垢(プラーク)が付着しやすくなり、虫歯になる可能性が高くなる。

 
部分入れ歯をいれた後の予後(経過)について、次のような結果がでています。
下顎に入れた部分入れ歯とブリッジを5年間調査をしました。
残っている歯が虫歯になる確率は、部分入れ歯を入れた患者さんの方がブリッジをいれた患者さんよりも6倍高いという結果がでました。
また、部分入れ歯をいれた場合の咬み合わせや、入れ歯の安定は時間の経過と共に、不安定になったそうです。

 
部分入れ歯については、利点は患者さんが実感しにくいことが多く、患者さんが直接不満を感じる欠点のほうが多いようです。
また、長期にわたって安定した状態で使う為には、定期的なチェックが必要で、部分入れ歯の歯がすり減ったり、針金に問題が出た場合は修理なり、作りかえをする必要があります。

部分入れ歯の利点についてはこちらもご覧下さい。


歯を失って、部分入れ歯にした場合の利点はなんですか?

 前回までは、歯を失った場合の治療として、ブリッジについてお話をさせていただきました。
今回から、歯を失った場合の治療の選択肢の一つである、入れ歯についてお話をさせていただきます。
そして、今日は、数ある入れ歯の種類の中から、部分入れ歯についてお話をしたいと思います。

 部分入れ歯にした場合の利点として、ほとんど歯を削らなくてすむということがあげられます。
ブリッジの治療をする場合には、両隣の歯をたくさん削る必要がありますが、部分入れ歯をいれていく場合には、ほとんど歯を削らなくてすむことが多いといえます。
部分入れ歯でも場合によっては、特殊な装置を入れるために、歯を大がかりに削らなければならなくなることもありますが、通常のクラスプと呼ばれる歯にかかる針金を使用するタイプですと、比較的簡単に治療をすることができるといえます。

部分入れ歯についてはこちらもご覧下さい。

どのような時にブリッジは選択される治療法ですか?

前回もお伝えしたように、歯科治療のそれぞれに利点と欠点があるます。
その両者について、患者さんとよく話し合った上で、治療法は選択されます。

例えば、
ブリッジという治療は、それ自体が入ってしまうと殆ど違和感のない治療のため、患者さんにとっては比較的治療後が快適に過ごせる治療です。
その一方、ブリッジという治療方法についての検証データによると、
2003年にGoodacre先生たちが、1956年から1998年までに発表された19の文献を調べた所、平均8年の間で、補綴物の中でブリッジのトラブルが最も多かったという事実が分かったそうです。このようなことからも利点だけで決めるのは、一概に良いとはいえないのです。

基本的には、失った歯の本数が1本ないし2本で、土台となる歯がもう既に削られてしまっている場合、何らかの理由(患者さんご自身の病気等で、外科治療が受けられない場合、審美面で
入れ歯を入れることが出来ない、経済的な理由等)で他の治療(インプラント義歯)が受けられない場合は、第一選択となります。
ブリッジが入ってしまうと、ほとんど違和感のない治療のため、患者さんにとっては比較的治療後が快適に過ごせる事が利点ですが、そのお掃除のやり方は多少複雑になりますので、歯科衛生士の指導を受け、毎日丁寧に行って下さい。

次回は、ブリッジと入れ歯に関する質問についてお答したいと思います。


ブリッジに関するQ&Aについてこちらもご覧下さい。
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何を判断基準にして治療法を選択すべきでしょうか?

何度か当院のブログでもお伝えしているように、治療法を選択する場合に、利点だけで欠点のない治療法というのは基本的には存在しません。


一般的にも物事を選択する際、利点・利益の情報ばかりが入りがちで、欠点・不利益を十分に理解せずに選択をすると、後に後悔することが起こってしまいます。

インターネット上でも、たとえばインプラントに関するものでも、そのほとんどが利点について述べられていますよね。


私たちは、皆さんに治療法の説明をする際に、「利点を十分に理解して頂くことも大切ですが、それぞれが持ち合わせている欠点の中で、ご自身が受け入れられることはどれなのか、ということもよく考えてみて下さい」とお話しています。
当院スタッフは「健康創造型医療」を理念とし、日々診療をしております。
歯科治療の多くは、後戻りが不可能なものです。
例えば、一度はを削ってしまうと元に戻すことはできません。
だからこそ、選択する治療法の利点、欠点のどちらも十分に理解し、納得した上で治療をするのが望ましいのです。

インプラントがテーマのこのブログでも、ブリッジやこれから始める義歯についてもお伝えしているのは、皆さんに治療に関して少しでも知っていただきたいと思っているからなんです。
歯科治療の多くは、完全な治癒というものが望めません。
ですからこそ、歯科治療とは、患者さんと医療者が、力を合わせ、お互いが信頼し合っていかなければならないはずのものではないでしょうか。
歯科治療を成功に導く為には、患者さんにも自分の病気のことをちゃんと知ってもらっていることが必要なのです。


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前歯に入れたブリッジの白いところが変色したりかけてしまうのはなぜですか? 

今回は「前歯のブリッジが外れる。あるいは外さなければならなくなった理由として、白い部分が変色したりかけてしまったりするのはなぜですか?」という質問です。

前歯にかぶせ物をする場合には金属(金歯や銀歯)ではなく審美性を考えて白い色(歯に近い色)を選択することができます。
この材料は大きく分けるとセラミック系とレジン系(樹脂)のものがあります。
この2種類にはそれぞれ特徴があります。
セラミック系の特徴として色艶がきれいで経年的な色の変化もありません。また、技工士さんの技術によっては見た目では本当の歯と見分けがつかない程かぶせものを上手に作製できます。

一方、レジン系の特徴として曲げるような力に対してはセラミック系のものより強いと言われているのですが、色艶の再現性に劣り経年的な色の変化もおこりやすいため数年で表面の色が黄ばんでしまうことがおこります。
そのために、このような材料を用いてブリッジの土台を作製すると、例えば過大な力がかかってしまったりすれば(たとえば、歯ぎしり、転倒でぶつける等)かけてしまうことも起こり得ますし、レジン系の材料を使った場合には、時間がたつと変色してしまう事があります。

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ブリッジを歯科用の接着剤で着けてもすぐだめになってしまうのですか?

ブリッジを歯科用の接着剤で着けてもすぐだめになってしまうのですか?
基本的にはすぐにだめになることはないといえます。
歯科用の接着剤は詰め物や被せ物を歯に固定するために開発されているものです。
現在は接着剤の質もかなり良くなり、優れたものを使うことによって詰め物が外れるというような事態を招かぬように、そして、可能な限り長期間安定して接着の状態が維持できるようになってきています。
技術の進歩の恩恵ですね。
歯科用の接着剤は歯の神経への刺激性を押さえる一方で、耐衝撃性や耐熱性を科学的な安定性がもとめられ開発されています。

しかし残念ながら、極論ではありますが、物理的にくっつけたものは、たとえどんな素晴らしい接着剤を使用したとしてもいずれは外れてしまうわけなのです。
その前提のもとで、可能な限り長期的な安定を目指すために、接着剤だけではなく、歯の削り方、型の取りか方、かみ合わせの調整等で、いろいろな工夫をしているのです。
また、何も治療を受けていない天然歯を健康に守り、治療の犠牲にしないことは最もお口の中の一番の安定につながるのではないかと考えています。

お口の健康を守るために当医院が行っているPMTCについてこちらをご覧下さい。

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ブリッジの土台の歯は壊れたり、折れたりしやすいとききました。どうしてですか?

ブリッジの土台の歯は壊れたり、折れたりしやすいとききました。どうしてですか?

歯は、骨と同様に生体を構成する組織の中では、硬組織というものに分類されます。体の中でも最も硬いです。
歯の構造について詳しくはこちらをご覧ください。
硬いということは強いと思われますが、時としてもろく、破折つまりおれるという事態をまねくことがあります。
たとえば、骨に無理な力が加われば、ひびが入ったり、折れたりすることがあります。
それと、同様に歯にも、ひびが入ったり、折れるということが起こるのです。
特に神経のない歯は、神経のある歯に比べ、歯自体に栄養がいかないので、そのようなトラブルが起こりやすいのです。
単独で、他の歯とつながっていないような場合でも、突然歯が割れるということがあります。
そのほとんどの原因が噛む力や、歯ぎしりによって、食いしばった時にかかる力が原因だといわれています。
ブリッジは、歯のないところを補う治療ですから、土台となる歯にかかる力の負担は、通常の状態の歯よりも大きくなるわけで、特に土台になった歯の神経がないような場合は、歯にひびが入ってしまったり、割れてしまうということが起こりやすいのです。

そして残念なことに、骨とは違い、歯は1度ひびが入ってしまったり割れてしまったりすると自然に治癒することはあり得ないので抜歯の治療が必要になってしまいます。
ブリッジの土台になっている歯が、もし割れてしまった場合は、歯を抜くためにブリッジ自体を外して治療しなくてはならなくなる可能性が高くなります。

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ブリッジを長く使っていくためにはどうしたらよいのでしょうか? 

ブリッジをいれるということは、その為に歯を削って、それぞれの歯をつなげることになっています。歯を削るということから起こる短期的な、あるいは直接的な問題が起こるだけでなく、咬み合わせの負担や、歯磨きのしにくさ等の長期的な経過のなかでも問題が起きてしまう可能性が高くなるので、十分な注意が必要です。
そのような問題を考えると、現在、残っている歯を健康に維持させるためにも「インプラント」という選択も必要なのかもしれません。
ブリッジに限らず、大きな修復物を入れた後は、定期健診や歯科ドックでお口の中をチェックし、PMTC(機械的なクリーニング)でご自身では磨けないところをケアすることが大切です。
日々のご自身のケアとプロによるケアが、長い期間お使いいただく一番の近道なのかもしれませんね。
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ブリッジを使用していたら突然外れてしまいました。どうしてですか?

ブリッジが突然外れるというのはどうしてですか?
虫歯や歯周病で歯を抜いた時や、何らかの理由で歯がない状態を補う治療の1つがブリッジです。
人工の歯を歯科用の接着剤で接着するので、つけてしまうと歯を抜く状態になる以前とほぼ同じ状態で食事ができます。
咀嚼能率(物を噛み砕く能力)はそこそこ高く、天然師の約60%といわれていす。
もともと、天然の歯は、一本一本が独立していて少しですが自由に動くことができるのです。
つまりそれぞれの歯に通常のかみ合う力が加わった時に上手く順応することができるのです。
ところがブリッジは土台になる歯同士を固定しています。
そうすると、たとえは稚拙ですが、二人三脚をさせられているような状態になるわけです。
ある部分は固定されているが、動く部分もある状態になるわけです。
二人三脚の時に無理な力が一番にかかるのは二人の脚を結んでいるヒモです。
ブリッジは頭を人工歯で固定されているが、根っこは動ける状態です。
つまり歯の頭はつながれてしまっている、しかし、それぞれの根は動けるという状態に、咬む力を加えることはブリッジに無理な力が加わり、ブリッジを外そうという力となり、徐々にではありますが、ブリッジを固定している接着剤が破壊され外れてしまうことになるのです。
つまり、多くの場合は何か特別な大きな力が加わってブリッジが、突然外れるのではなく、徐々に外れる状態になっていき、あるとき突然とれてしまうのです。

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お口の中に入ったブリッジはずっと使い続けることができるのでしょうか? 

ブリッジを入れたあと清掃を怠り、プラーク(細菌の塊)がついたままになってしまうと、もちろん虫歯や歯周病になってしまいます。
神経がある歯は、多くの場合、冷たいものや熱いものがすごくしみたり、突発的に痛みがでたり、という症状が現れます。また神経のない歯も虫歯にはなりますが、神経がないため虫歯が進行しても気付くことがなく、歯が大きく崩壊してしまうと土台の歯の保存も難しくなってしまうこともあります。

また、歯周病については、ベルゲンホルツ教授たちの発表によると、重度になってしまった歯周病で、歯の根っこの長さの3分の1の高さの骨が、歯槽膿漏でなくなってしまっているような患者さんに対して、歯周病の治療を行った後、ブリッジを入れるためその土台となった歯の経過を調べたところ、神経が死んだり、根っこの先に病気ができた歯は、15%で、同じような状態の歯でもブリッジの土台とならなかった歯では、3%だったそうです。特に、神経が死んでしまった歯というのは、ブリッジをいれてから、7~12年たった後だったそうです。


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ブリッジを入れた後、痛みがでることがありますか?  



 神経のある歯を土台とした場合には、その歯を土台にするために削るという処置をしなければなりません。
最近では、歯を削る治療をする時、ほとんどの場合に局所麻酔をしますので痛みを感じませんが、実際は痛い行為を行っているわけで、つまり歯にはストレスが加わっているのです。
削るという行為は、多かれ少なかれ歯にダメージを与えてしまうのです。
そのダメージをリカバリーすることができれば、歯の神経は良好な経過をおいます。

しかし、そのダメージが残り、ブリッジがいれられ噛む力が加わると、力学的に無理がかかっていることもあり、結果として神経が炎症を起こし、痛みがでてしまうことがあります。
この痛みの発生は、ブリッジを入れてすぐ起こる場合もありますし、入れてから暫くしてから起こることもあります。

また、ブリッジを入れたばかりの時には、熱いものや冷たいものをお口に含んだ時に、しみたり、痛んだりすることがあります。
多くの場合は、一過性に起こるものですが、時々そのしみが強すぎたり、長引きすぎたりすることがあり、残念ながらその歯の神経を抜かなくてはならなくなることがあります。

また、土台にする歯がすでに神経を抜かれている場合でも、その歯の根の先に、感染が起こる病気になってしまうことがあります。
この場合も痛みが強く出てしまうことがあります。
つまり、神経を抜いた歯を土台にしても、痛みが出てしまうことがあるのです。

ブリッジは、その構造上力学的な負担が大きいことと、清掃がしにくいということが災いし、このような問題を引き起こすことがあります。

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ブリッジの土台の歯が虫歯になってしまうのはどうしてですか?②

前回の続きで、ブリッジの話をします。
前回、ブリッジは、固定されてしまうために咬む力に適応できず、接着剤が破壊される恐れがあり、接着剤が破壊されると、そこから細菌が侵入し、虫歯になる可能性があると話ました。

では、接着剤がすべてそれもいっきに破壊されれば、細菌にさらされる期間も少なくなり、問題も少ないのではないか?と思われるかもしれません。ブリッジが単に外れるだけなわけですから。。。
ところが、思っているほど上手くいかないもので、ほとんどの場合、ブリッジの一部で破壊がおこり、残りの歯はしっかりとくっついてしまっているのです。
この状態が問題なのです。患者さんとしてみると外れないのでそのまま使えてしまう。
しかし、実際には、何本かの歯の接着剤は外れているわけで、その外れた歯とブリッジの被せ物の隙間は格好の細菌の"すみか"となってしまうので、皆さんがいくら歯磨きしても、着々と虫歯は進行してしまいます。
時にはブリッジが外れてみると、あるいははずしてみると、土台になる歯の虫歯がものすごく進行していて、抜かなくてはならない状態になっていたということもあります。
十分な注意が必要ですね。

そして、お恥ずかしい話なのですが、一部が外れた状態では、患者さん御自身は、何かブリッジが緩んだような感じがしても、私たち歯科医師には、外れているという診断ができないことがああります。
そして、たとえレントゲンを撮影しても、外れているかどうかの診断ができるとは限りません。
もちろん患者さん御自身でも分からないことが多々あります。

このように、ブリッジでつながれている歯の一部が外れてしまうと 、その診断も難しい場合があり、引き起こされる結果も良くないことがあります。
これは、ブリッジの欠点の一つですね。

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ブリッジの土台の歯が虫歯になってしまうのはどうしてですか?

インプラントブログというブログにもかかわらず、ブリッジ治療に関する話題が続いています。
本来、インプラント治療は、歯を喪失したときに、その喪失した歯を補う方法のひとつです。
その他に喪失した歯を補う方法には、ブリッジと入れ歯があります。
それぞれの治療方法には利点・欠点があり、それは単に医学的な面だけでなく、様々な要因を考慮しなくてはなりません。
言い換えれば、利点・欠点は患者さん個人でそれは変わります。
ですから、インプラント治療に関する事とは、歯を失った方に関することとなるわけです。
その為、このブログでは、インプラント治療を中心に歯を失った方が、治療を選択する上で参考になるようなものにしていきたいと思い、インプラント以外の治療法についても触れていこうと思っています。
では、またブリッジの話をしようと思います。


ブリッジをしたのに、外さなければいけなくなったり、外れてしまう場合があります。

ブリッジは、失った歯の周囲の歯を土台にする為、土台になる歯は、病気(虫歯)である、健康であるに関わらず、その歯を削り、その歯を土台にしてつなげ、固定する方法です。
つまり、土台の歯に問題が生じた場合にブリッジを外さなければいけなくなったり、外れたりするわけです。


その理由の一つに、虫歯があります。

残念ながらブリッジの土台の歯は、虫歯になりやすくなります。

その主な理由には、

1.磨きにくくなること。

2.接着剤が破壊され、そこに細菌が侵入しやすくなること。

の2つがあります。


ブリッジを装着すると、歯ブラシだけでは清掃がしにくくなります。
そのブリッジに適した清掃用具を用いて、日々清掃することが必要となります。
ですから、ブリッジを装着した際にその歯科医院で指導してもらうことで虫歯のリスクを減らすことが必要です。

天然の歯は、少しですが自由に動くことができます。その為、上と下の歯を咬み合わせるとそれぞれの歯は、上手く順応することができるのです。
ところがブリッジでは、土台になる歯同士を固定してしまうため、上手く順応することができません。
咬む力を加えると、ブリッジを外そうという力となり、徐々にではありますが、ブリッジを固定している接着剤が破壊され外れてしまうことになりす。
接着剤が破壊されなくなった隙間には、細菌が侵入しやすくなり、そこから、虫歯が始まる危険が高くなります。


このようなことが原因で、ブリッジを装着した場合、土台の歯は、虫歯になりやすくなります。
ですから、歯科での定期検診を必ず行うようにしましょう。

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ブリッジはどのくらいもつのですか?― ブリッジ 入れ歯 インプラントの選択 ―

「私は、6歳臼歯といわれている奥歯が一本ありません。
今回、そこを治療するにあたり選択肢として、ブリッジ、入れ歯、インプラントがあると言われました。
入れ歯は嫌なので、インプラントかブリッジの治療を考えています。
インプラントの成功率については、よく歯科医院のHPでも見ることができますが、ブリッジの成功率あるいは、どのくらいもつのか?ブリッジとインプラントではどちらがもつのか?が知りたいのですが」


ブリッジの場合、成功率をどう定義づけするかにもよるかもしれませんが、外れないでいるということを生存率とするのならば、10年で70~80%、15年で60~70%という報告がスカンジナビア(北欧)を中心にされています。
この数字だけを比べてしまうと、ブリッジによる治療はインプラント治療の成功率よりも劣っているように思え、インプラント治療の方が成功率では優れているようにみえてしまいます。
このことを逆手にとってインプラントが優れていると言う人たちもいるようですが、そうともいえないと私は思います。
一つには、インプラントの成功が、歯を失った部分の骨、あるいはそこにインプラントを埋入する部分の骨に依存するように、ブリッジの場合、ブリッジの支え、あるいは土台となる歯の状態に依存してしまうため、その歯の状態に多少無理があったとしても、そこにブリッジを入れることはあり得るわけで、ブリッジの成功率が多少悪くなることは分かっていたとしても、意図的にブリッジを選択している場合もありえるのではないでしょうか?
ですから、この報告だけでブリッジを否定する必要はないと思います。
その治療法の寿命も大切ですが、他にも大切な事として、それぞれの治療法には、利点・欠点があります。それらを十分に考慮に入れて、治療法を選択してください。

(馬見塚賢一郎)


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