

| 局部欠損 | 上顎 | 93.8% |
| 下顎 | 98.4% | |
| 単独歯 | 上顎 | 98.7% |
| 下顎 | 98.2% | |
| 無歯顎 | 上顎 | 93.8% |
| 下顎 | 98.4% | |
| 1981~1997年に出された56の文献のリサーチより(Espsito et al, 1998) | ||
上記のデータを見ると100%ではないのが残念ですが、結論から言えば「失敗がないわけではないが、きちんと治療すれば、インプラント治療は成功率の高い治療である」と言えます。インプラント治療の長期予後は、患者さんやインプラントシステム、治療にあたる臨床家の力量によって決まると言われています。つまり、患者さんに充分な理解と協力があり、適切なインプラントシステムを選ぶこと、熟練した歯科医によって治療が行われることが、長持ちのための重要なポイントとなるのです。
そして、実は歯科界にはちゃんとしたインプラント治療の成功の定義というものがあります。それが次の4点になります。
次に、インプラント治療の失敗について説明をします。
手術したインプラント体が何らかの原因で機能しなくなってしまい、骨との結合が緩んでしまったり、抜けてしまう場合は、失敗と言えます。つまり、インプラント体と骨が何らかの理由でくっつかなくなってしまうのです。その原因としては、感染、過熱、噛み合わせの負担、インプラント体自体の材料やデザインに問題がある場合と、それ以外に原因が不明の場合もあります。最初の成功率を見ていただいても分かる通り、完全に100%の成功率があるわけではなく、出来うる限りの対策をして行っても、数%は骨とくっつかなくなってしまうことが起こります。その様なことが起きた場合は、状態によっては再度やり直すことで上手くいくことがあります。また、逆を言えば、歯を失ってしまった原因を術前に可能な限りコントロールし、インプラント治療を定められたプロトコールに従って行い、定期的なメンテナンスを実施していくことで、高い成功率を維持していくことも可能だといえるのです。
そして、私達歯科医、歯科衛生士と患者さんのコミュニケーションをよくとることも、インプラント治療成功の道の重要な鍵となります。